離乳食 野菜を食べない 子供の偏食
2016/08/12
離乳食開始してすぐに食べてくれないという場合や、以前は食べていたのに突然食べなくなったという場合などいろいろありますが、頑張って作ったご飯を食べてもらえないのは悲しいだけでなく、栄養面でも心配になりますよね。食べてくれない原因は様々ですが、少し工夫することで食べてくれるようになることもあります。
いくつかご紹介したいと思います。
目次
楽しい雰囲気での食事をする
食べてくれないと、どうしても親としては必死になって食べさせようとしてしまいますよね。子供の自我が芽生えてくる頃ですので、強要されると余計に反発してイヤイヤとなってしまいます。
「食べなさい」と言いたくなるのをぐっと我慢して、お母さんが同じものを食べてオーバーリアクションで「う~ん!デリシャス!!」などと言ってみたり、赤ちゃんのお気に入りのぬいぐるみを食卓に一緒に座らせて、「クマちゃんも美味しいって言っているよ。○○ちゃんも食べてみてだって。」と言ってみたり、「一生のお願い!ひとくちだけでも!どうか!!」とかちょっとふざけて言ってみたり、「トマトさんが、、コロコロコロ~と転がってお母さんのお口にポーン!次はコロコロコロ・・・○○ちゃんのお口に・・」とちょっと遊んでみたり、いろいろ言い方を変えてみてください。
あとは食器を子供の好きなキャラクターのものに変えてみるのもいいですね。
好きな食べ物と嫌いな食べ物をセットで出す
野菜ではないのですが、うちのベイビーは牛乳が苦手でパンが大好きなので、牛乳を一口食べたらご褒美にパンを一口食べさせてあげています。手間はかかりますが、何とかそれで嫌いな牛乳を飲んでくれています。
嫌いな食べ物を何度も口に入れることで慣れてきて食べられるようになったりもするようなので、ご褒美作戦で少しずつ嫌いなものへの抵抗をなくせるといいですね。
食感を変えたり、他のものに混ぜ込んで味をわかりにくくする
うちのベイビーは少し固いと嫌がって出してしまうので、圧力鍋でクタクタになるまで加熱したり、細かく刻んであげると食べてくれる場合もあります。あとはご飯にまぜてチャーハンのようにしてみたり、フルーツトマトやマロンカボチャなどの食べやすい品種を食べさせてあげてもいいでしょう。
料理を一緒に作ったり、作っているところを見せてつまみ食いさせてみる
キッチンに踏み台を置いてトマトを洗ってもらったりサラダにのせてもらったり簡単なことを手伝ってもらいます。また目の前で切って見せたり、お母さんが調理している横でオモチャのキッチンセットでトマトを同じように切るマネをさせてみましょう。「ちょっとつまみ食いしちゃおうっと!うわ!おいし~!」なんてやってみせると、子供はお母さんのマネっこが好きなので、つられてマネをしたがるかもしれません。最初から子供につまみ食いさせるようとせず、他の食材も混ぜながら、はじめは何度も見せるだけにしてください。コツは焦らずに子供が自分からやりたがるまで何度も楽しそうに見せ続けることです。あとは手伝ってくれたものを、一口つまんで「お母さんが作るよりも美味しくできたね!」「すごい上手だね!」ととにかく褒めちぎってください。
家庭菜園で作る
自分で料理するのと同じように、自分で野菜に毎日お水をあげて大きくなっていく姿を見ていると、野菜に対する興味もわいてきます。野菜の生育の学習にもなるので、小学生など大きくなってからでも続けたい方法ですね。おまけに家計にも優しいです。
ベランダにプランターを置いて育てられるものもありますし、根菜類は米袋に土を入れて作ることもできます。室内で育てられるものもありますので、いろいろ試してみてください。
見た目を変える
クッキーの型抜きを購入し、野菜を型抜きしてお皿の上にお花畑を作ってみたり、苦手な野菜を入れてキャラ弁を作ってお出かけして外でお弁当を食べさせてみたりしてみてください。野菜の見た目や食べる環境が変わることで楽しく食べられるかもしれません。
野菜に対する良い印象を持たせる。
絵本やテレビで苦手な野菜が出てくるものを見せてあげましょう。お絵かきの時に野菜に目や口やマントを書いてキャラクターのようにして、「ニンジンマンがバイキンマンと戦って○○ちゃんを守ってくれるよ。」「あ~!ニンジンマンがやられそう!ホウレンソウマンが助けに行ったよ!」など、思いつきでお話しを作ってあげましょう。「トマトマンはピーマンかホウレンソウマンのどっちが好きかな?」などお話を子供と一緒に考えてみるのも楽しいですね。
お腹がすいている状態をつくり嫌いな野菜だけを出す
うちのベイビーはお肉やお魚があると、そればかり食べてしまい、もっと欲しいと言いだし、野菜を食べなくなることがあります。なので、ハンバーグなどがある時は最初は隠しておいて、野菜をある程度食べてから出すようにしています。
お腹がすいているときに、なんとか一口だけでも口にすることができれば、苦手な印象を変えることができるかもしれません。
他の食材と混ぜる。
この方法が手間はかかるけれど一番成功しやすいように思います。
具体的には、
バナナやリンゴと一緒にブレンダーでミックスジュースにしてみる。
お好み焼き・ハンバーグ・ホットケーキ・パンケーキに混ぜる。
カレー・シチュー・グラタンに入れる。
すりおろしたジャガイモと片栗粉と一緒に混ぜて焼く(おやき)。
甘い野菜(カボチャやクリームコーン)などと混ぜる。
トマトやきゅうりなどは加熱すると少し食べやすくなります。
ヨーグルトに混ぜる。
ニンジンやホウレン草のケーキは簡単にできて忙しい朝食にも使えます。
焦らず、無理せず、楽しみながら
時期がくれば味覚が変わって食べてくれる場合もありますし、できそうなものから気負わずにチャレンジしてみてください。一口だけでも食べられた時には、これ以上ないくらいに褒めてあげることが大切です。