つれづれ育児日記

初めての家事・育児に奮闘する日々を綴っていきます。自分自身の経験から、簡単な離乳食の作り方・悩んだこと・便利だった育児用品などこれから妊娠・出産を迎える方の役にたてるような情報も発信していきたいです。

赤ちゃんの便秘を簡単に解消する方法 【月齢別対処法】

2016/10/10

大人でも苦しい便秘ですが、子供が苦しんでいたり、数日出なかったり、コロコロのものしか出ないとなると心配ですよね。
多少の便秘であれば心配しすぎることはありませんが、簡単な方法で少し手助けしてあげることで解消できる場合も多いので、試してみてあげてください。

便秘かどうかの判断は?

排便が毎日でなくても、元気で排便時にしんどそうな様子もなく便もやわらかければ便秘を心配する必要はありません。
便の回数は体質によって異なりますので、一概に出ていない日数で便秘を考える必要はありません。
しかし、顔を真っ赤にして「うーん」と言いながら苦しんでいたり、泣きながら排便していたり、コロコロの硬い便を痛がりながら出す、毎日出てもごく少量という場合は解消してあげる必要があります。
他にも便秘の症状としていつもと排便の様子や回数が違う、機嫌が悪かったり、食欲がない、お腹が膨れている、嘔吐があるなどがあります。

注意が必要な便の状態

便の状態は健康のバロメーターと言われています。
月齢によっても便の様子が違いますので新米ママには判断が難しいですね。
離乳食が始まっている子であれば、黄色や緑色や茶色の便になります。
タール状の黒くてネバネバした便は胃腸からの出血、血便は腸重積、白い便は胆道閉鎖症、お米のとぎ汁のような水っぽい便はロタウィルス感染症が疑われますので、受診が必要です。
このような場合には痛がったり、嘔吐したりと必ず他の症状も見られます。
便だけでなくいつもの体調の様子との違いを合わせて、受診をしましょう。

一番大切!水分補給

赤ちゃんの便秘は「食事の量・水分・食物繊維・運動」が不足していることで起こることが多いようです。他には体質(超の動きが低下しやすい体質)、不規則な生活習慣、環境の変化などが考えられますが、便秘を疑う場合は、まずは水分を多めに与えてみましょう。
母乳やミルクの量に影響しないよう、1回20mlずつ、1日100~150mlを目安に湯冷ましや麦茶を与えます。
お湯100mlに砂糖5gを溶かした砂糖水も効果があります。
こらは砂糖に入っているオリゴ糖が便を柔らかくするためです。
それからお腹のマッサージもしてあげましょう。
おへそを中心に「の」の字を描くように手のひらでゆっくり、やさしくなでるように行います。他にも、あお向けの赤ちゃんの膝の後ろをママの手で支えて、赤ちゃんのお腹と太ももがくっつくよう、ゆっくり押してあげたり、ゆっくり左右に振ってあげてください。
どちらも腸の動きを活発にする効果があるのでおすすめです。
それでも排便がないときは、ベビーオイルをつけた綿棒を1~2㎝肛門に入れ、回して刺激してみましょう。
市販の薬や健康食品は、試す前にまずはかかりつけ医に相談してください。

月齢別対処法

月齢に応じた対処法もご紹介していきたいと思います。

3ヶ月くらいまで

生後1ヶ月過ぎより腸内環境が整いはじめ、便をためられるようになるので、少しずつ排便の回数が減ってきます。
成長するにつれ便が出たり出なかったりしますが、おっぱいやミルクを飲む量や便のかたさに問題がなく機嫌が良ければ特に心配する必要はありません。
母乳育児の場合、お母さんが肉や乳製品など脂肪分の多いものばかり食べると母乳もドロドロして出にくくなり、授乳量も減って便秘の原因になりますので、赤ちゃんの便秘の歳はお母さんの食事も見直してみましょう。

6ヶ月くらいまで

このころの便秘には柑橘類の果汁のしぼり汁が効果的です。
柑橘類の果汁に含まれる糖分が、町内のビフィズス菌や乳酸菌などの善玉金菌を活性化させ、腸のぜんどう運動を活発にします。
しぼり汁を水で倍に薄めて1日100ccくらいから飲ませてみましょう。
毎日少しずつ量を増やし、やわらかい便が出るまで続けます。
みかんなどは便を柔らかくしますが、逆にリンゴは便を固める効果があります。覚えておくと便利です。
お腹のマッサージなども効果的です。

10ヶ月くらいまで

離乳食が始まると便秘がちになる赤ちゃんは多いようです。特におかゆを食べると便秘になりやすいようです。
まだ腸の機能が未熟なうえ、母乳やミルクの量が減って水分量が不足するからです。
また離乳食初期はひとつずつ食べられる食材を増やしていくので、偏りがちになる食事内容も影響しているでしょう。
気になる時は、さつまいも、ほうれん草、豆、野菜、海藻、バナナなどの食物繊維の多い食材や、ヨーグルトなどの便通をよくする乳酸菌を多く含む食品を積極的に食べさせ、水分をしっかりあげましょう。
ベイビーの場合はサツマイモがとても効果的でした。
食べながらキバリだします。そんな即効性ありすぎでおかしいと思いましたが、食べさせるたびに毎回効果がありました。

1歳くらいまで

日中、どのくらいからだを動かして遊んだか、睡眠リズムに乱れがなかったかなど、運動量や生活リズムなどの要素も便通に影響します。はいはいや伝い歩きをしている時期は、できるだけ行動範囲を広くして、からだを動かせるようにしてあげましょう。
また硬い便をした時に肛門が痛かったという経験があると、いきむことを怖がって我慢してしまい便秘になることもあります。
便秘の時は、肛門まわりもチェックして切れているならケアしてあげましょう。
また、お出かけがかなり楽になる時期なので、お出かけしていて水分補給がいつもよりできていないということはないかもチェックしてみましょう。

1歳すぎ

毎日の生活リズムを整えることが快便へのカギです。
睡眠、運動、食事を見直してみましょう。
もし整っていない時は、まずからだをよく動かして遊ぶことに重点を置いてみてください。
よく動けばお腹がすいて食事の量が増え、適度な疲れでよく眠ります。
また運動することで腹筋が鍛えられ、腸の動きを助けるのです。
便秘解消だけでなく、赤ちゃんの健やかな成長のためにも規則正しい生活を心がけましょう。

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