つれづれ育児日記

初めての家事・育児に奮闘する日々を綴っていきます。自分自身の経験から、簡単な離乳食の作り方・悩んだこと・便利だった育児用品などこれから妊娠・出産を迎える方の役にたてるような情報も発信していきたいです。

【簡単離乳食・幼児食】トマトの湯むきの仕方を簡単にする方法

2018/05/23

トマトには有害な活性酸素の働きを抑える抗酸化作用の強い『リコピン』という栄養素が豊富に含まれています。他にも含まれている栄養素として、クエン酸にも抗酸化作用があります。ビタミンC、A、Eなどのビタミン類も豊富で、うまみ成分のグルタミン酸もたっぷり入っているため、大人をはじめ赤ちゃんにはぜひ食べさせたい食材ですよね。特に赤ちゃんは栄養面だけでなく、加熱すると酸味がとんで甘みが増し、薄味の離乳食については調味料のかわりにもなるため積極的に使いたい食材です。離乳食では初期の5~6か月頃から食べさせられます。

湯むきが必要な理由

栄養たっぷりの素敵なトマトですが、トマトには薄皮がついていて、これを取り除いてあげる必要があります。
理由は2つあるのですが、消化機能の未熟な赤ちゃんにとっては消化しづらいということと、噛んだり飲み込んだりが上手でないためトマトの皮がノドに張り付いてしまう恐れがあるためです。一応の目安としては2歳までは皮をむいてあげることが望ましいですが、奥歯が生えてくる1歳半頃を目安に様子を見て少しずつ皮つきで食べさせてみてもいいでしょう。また、歯が生えてくるのが遅い赤ちゃんについては、2歳という数字を目安にするのではなく、奥歯が生えて上手に咀嚼できるようになるまで、むいてあげるようにしましょう。ちなみに、種についても消化が悪いのでできれば取り除いてあげた方がいいですが、未消化のまま排出されるのでそこまで神経質にならなくても大丈夫です。

ただ、この薄皮むき、一般的な方法がありますがちょっと面倒なんですよね。
他にもいろいろな方法がありますし、私が思いついてやってみたらうまくいった方法もあるので、ご紹介したいと思います。

いろいろなトマトの湯むき方法

1.沸騰しているお湯につける。
トマトを洗ってヘタを取り、包丁で皮のおしりに十字の切れ込みを入れ、お湯を沸騰させたお鍋にトマトを30秒ほどくぐらせた後、冷水につけて皮をむく。一番メジャーな方法がこれなのですが、お鍋を洗わないといけないので、ちょっと面倒です。

2. 沸騰しているお湯につける。バージョン2
トマトを洗い、ヘタも取らず、切れ込みも入れずにお鍋にお湯を沸かし15秒ほど入れて、冷水にひきあげます。包丁の先でヘタをくりぬき、くりぬいたところから皮をむきます。
これは友達から教えてもらった方法ですが、これでも綺麗にできました。
が、鍋を洗いたくない私にとっては、切れ込みを入れなくてもいいというだけでは、面倒なことにかわりはありませんでした。

3.トマトにクシを刺してガスコンロであぶる。
くしの代わりにフォークでも大丈夫です。クシの場合は2本刺すと安定感が増します。全体をくるくる回して、皮が縮んでところどころやぶけてきたら完成です。
簡単ですが、クシにコンロの火が移らないように気を付けてください。
これも試してみましたが、結構長い時間あぶらないといけないのでヤケドなどが怖いのと、IHの方は使えない方法になりますね。

4.レンジでチンをする。
ミニトマトは横半分に切って種をさいばしなどでほじり断面を下にして耐熱容器にいれます。普通のトマトの場合は、1の方法と同じように包丁で皮のお尻の部分に十字に切り込みを入れます。耐熱容器に入れ、お水をふりラップをして、500Wで30秒ほど加熱。加熱しすぎるとぐちゃぐちゃにつぶれてしまうので、少ない時間で試してみて、まだ足りないときは10秒ずつ足すようにしましょう。
私のやり方が悪いのかもしれませんが、一般的な方法に比べてトマトがつぶれてしまって綺麗にできませんでした。

5. まな板の上でお湯をまわしかける。
トマトの皮に十字に切れ込みを入れます。切れ込みはできるだけヘタの近くまで入れておくとむきやすいです。お湯を流すので、シンクにボールなどこれから洗い物にするものを置き、その上にまな板を置くと便利です。ティファールなどの電気ポットで500mlほどお湯を沸かし、トマトの上から全体にまんべんなくお湯がかかるようにまわしかけます。ひっくり返して裏面もかけます。長くかけすぎると中まで温まってしまうので、それほど長くかける必要はありません。
お水を全体にかけると、スルンっとむけます。
お鍋にお湯を沸かすのが面倒で、思いついてやってみたらうまくいきました。離乳食であげるトマトは1個もあれば十分ですし、お湯も少量で済みますし、お鍋を洗う必要もないのでオススメです!

6. 味噌汁を作っている最中に味噌を入れる前にお湯につける。
やり方を説明するまでもなく、題名のままです。切れ込みを入れたトマトを味噌汁を作るときに、味噌を入れる前に30秒ほどつけます。
1の方法の邪道バージョンですが、面倒くさがりの私が何とか手間をかけずにしたいと思い、味噌汁があるときには使っている方法です。トマトを洗ってからやれば味噌汁の味に影響することもありませんし、トマトの栄養ももしかしたら味噌汁にちょっとは染み出てくれるかな?

7.サラダに入れるついでにあげる。
トマトを1センチの角切りにします。その中から皮と種がついていないところを赤ちゃんに、のこりの部分を大人のサラダに入れます。これも私が思いついた方法ですが、サラダを作る際はとても便利です。ただ、旦那さんが「何かこのトマト皮多いな」と言っていたことがありますが、そこはシラを切ってサラッと流しましょう。

8. トマトを冷凍する。
トマトを冷凍庫で冷凍し、凍ったまま水につけるとアラ不思議!簡単にむけちゃいます。この方法だと買ってきてすぐにはできないのですが、あらかじめトマトを横半分に切って種を除き、8等分くらいに切ってフリージングパックなどに入れておくと、使いたいときに使いたい量だけ使えるので便利です。プチトマトでもできるので、購入し洗ってから冷凍し、流水でつるんつるんと剝いてもとても便利です。ただ、冷凍したトマトは1週間以内に使うことと、加熱調理してから赤ちゃんにあげるようにしてください。

結局どれがオススメ?

沢山ご紹介しましたが、離乳食に使う少量であれば1番の一般的な方法は面倒だと思います。味噌汁などの汁物があるときは、「6.味噌汁を作っている最中に味噌を入れる前にお湯につける」方法が、サラダがあるときは「7.サラダに入れるついでにあげる」方法がベストですし、味噌汁やサラダがないときで電気ポットを持っている方にとっては、「5.まな板の上でお湯をまわしかける」がいいですね。
1個もいらないけど少量使いたいときのために「8.トマトを冷凍する」も併用できるといいと思います。わからないように手を抜く時短で作って、栄養満点の離乳食を赤ちゃんに食べさせてあげられるといいですね。

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