つれづれ育児日記

初めての家事・育児に奮闘する日々を綴っていきます。自分自身の経験から、簡単な離乳食の作り方・悩んだこと・便利だった育児用品などこれから妊娠・出産を迎える方の役にたてるような情報も発信していきたいです。

赤ちゃんのお茶の飲ませ方。いつから飲ませる?嫌がる時の対策は?

2016/08/12

保健所で育児指導を受けた時に「赤ちゃんの水分補給はミルクだけで十分です。」と言われて、ずっと疑問に思っていたことがあります。

お茶デビューっていつから?
何をどうやって飲ませたらいいの?
私たちの母親世代の育児では「お風呂上りに白湯を飲ませる」「離乳食の開始前に果汁を飲ませる」と言っていたそうですが、それはもうやらなくてもいいのかな?

未経験の状態ではいろいろ疑問が沸いてきて、だんだん何がわからないかわからない状態になってしまいますが、私が疑問に思っていたこと・経験したことなど1つずつ取り上げてみたいと思います。

お茶デビューっていつから?

ベビー用品売り場で売っているベビー用の飲料パックにはベビー麦茶なんていうものがありますが、表示には「生後1ヶ月から」と書いてあります。なので、ミルクの飲みに影響が出ないようであれば生後1ヶ月から赤ちゃんに飲み物を飲ませてあげても問題はありません。ただ、月齢の低い頃は、やはり私が質問した保健師さんの言葉通り、あえて飲ませる必要はなく、どうしても外出時などにミルクをあげられなくて水分補給させてあげたい時などに使うだけになります。母乳やミルクだけではノドが渇かないのかな?と思ってしまいますが、ベイビーは離乳食が始まるまで一切あげたことがありません。早くから慌てて飲ませることに意味がないので、実際にデビューをするのは離乳食開始時期の5~6カ月、もしくは少し飲み物に慣らしてあげたいなということであれば4ヶ月頃から少しずつ試してあげてもいいと思います。

白湯や果汁は必要?

私の母親世代の人や祖母に何度も言われましたが、「昔はお風呂上がりに白湯を飲ませて、離乳食を始める前に果汁を飲ませていた。」ということが常識だったそうですが、現在は必要がありません。
病院の助産師さんに聞いてみました。お風呂上がりに白湯を飲ませること自体に問題はありませんが、どうせ飲ませるのなら栄養のあるミルクを飲ませてあげた方がいいですよ。とのこと。
また、昔の粉ミルクではビタミンの量が不十分だったことや、いろいろな味に慣らせるために果汁を飲ませることが指導されていたそうですが、現在では果汁を飲むことで甘いものに慣れてしまい、ミルクやお茶の飲みが悪くなってしまったり、栄養面でもミルクで十分足りるようになってきている為、飲ませる必要がなくなっています。
また、消化器官の発達が未熟な赤ちゃんに早くに果汁を与えることでアレルギーの原因となる可能性があるので、あえて手間をかけて飲ませる意味がありませんよね。
時代の変化とともに、母乳の良さが見直されていたり、ミルクの品質が良くなってきているため、常識が変わってきているんですね。
せっかく毎日せっせと絞って飲ませていたのに!なんて母親からは言われましたが、仕方ないことなんですよね。

どうやって飲ませる?

初めてミルク以外の飲み物デビューをする時にどうやって飲ませるか、飲ませ方に悩みますよね。哺乳瓶に慣れている赤ちゃんであれば哺乳瓶を使うこともできますが、デビューの頃はそれほどたくさんの量を飲ませるわけではないので、まずはスプーンを使ってみることがオススメです。
哺乳瓶やスパウトマグで飲ませるほどの量はいきなり飲みませんし、洗浄も面倒です。スプーンで少しずつ水分を口に含む練習ができれば離乳食開始のスプーンデビューもスムーズにできます。スプーンでスムーズに飲んでくれるようになれば、離乳食開始と同時にストローやコップの練習を始められるとお出かけ時の水分補給がとても楽になります。
ベイビーの場合は産院から退院する時にもらったK2シロップをスプーンで飲ませていたので、スプーンでのお茶デビューもスムーズでした。
コップの練習をされる際は、飲み方に慣れるまではむせてしまうので、コップに、ほんの少量のお茶などを入れて少しずつ飲ませてあげるようにしてください。

飲んでくれない時はどうする?

母乳やミルクは甘いので、お茶を初めて飲んだ時はあまり飲んでくれないか、嫌がる子が多いようです。大人と同じお茶の濃さでは赤ちゃんには渋く感じられて飲みづらいようなので、お茶葉の量を減らして薄目に出してあげたり、お茶葉を入れずに白湯だけで飲ませてみてください。それでもダメな場合は野菜を煮出した野菜スープなどで慣らしてあげてもいいですね。カボチャやタマネギやニンジンやキャベツが入っていると甘くなります。

赤ちゃん用のイオン水や果汁なども生後1ヶ月から飲めるものとして売られていますが、お茶を飲んでくれないからと言って、そういうもので代用することはオススメできません。それ自体を飲ませることが悪いわけではありませんが、常時水分補給するものとして甘いものをもらえるとわかると、余計にお茶や白湯を飲んでくれなくなってしまいます。

あとは離乳食の時間だけでなく、時間帯を変えて寝起きやお風呂上りなどの喉が渇いている時にあげてみると飲んでくれる確率が上がります。あとは本当は消化器官に負担のないように常温の水分をあげるのがいいのですが、少しだけひやしたものをあげると飲みが良かったです。
味や飲み方に徐々に慣れてきていずれは飲んでくれるようになりますし、離乳食も初期の頃は水分量が多いですし、ミルクの回数も多いので、焦って無理強いして嫌な思いをさせてしまわないように、気長にチャレンジしてみてください。

飲ませてもいいお茶の種類は?

赤ちゃんに飲ませるものとしてはノンカフェインのものをあげるようにして下さい。
具体的には麦茶、ほうじ茶、ルイボスティー、黒豆茶などがあります。家で作る時は薄めに煮出してあげて、市販のものを使う時は白湯で薄めてあげてください。ちなみに我が家ではマニアックですが、デトックス作用があると言われているノンカフェインのどくだみ入り神農茶を薄目に煮出して飲ませています。緑茶やウーロン茶はカフェインが入っているので避けましょう。
また参考までに、便秘がひどい時にはみかんの果汁がオススメです。リンゴは便が固くなるので、便秘の時は避けましょう。

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