赤ちゃんが泣き止まない!原因と対処方法 緊急時の泣き方
2016/08/12
生後半年くらいまで、いろいろな本を調べたり、先輩方によく相談していた悩みが『泣き止まない』ということでした。
おむつも替えたし、お腹もすいていないはずだし、さっきまで寝ていたし、温度調整もバッチリだし、抱っこしているのに泣き止まなくて、もしかして熱が出るのかも!?と心配して、あれこれ調べて何度も熱をはかるも結局熱も出ず、旦那さんが帰宅したらなぜか泣き止んでよくわからなかった、というようなことが何度もありました。
「赤ちゃんは泣くのが仕事」とは言われても、理由のわからない泣き声をずっと聞いているのって本当にしんどいです。どうしていいかわからなくなって、隣で一緒に泣いていたこともあります。原因や対処法をお伝えしていきたいと思います。
赤ちゃんが泣く理由
言葉が話せない赤ちゃんは泣くことで意思表示をしています。嫌な感じがするから何とかしてね、とお話ししてくれているのです。赤ちゃんが泣くのには大きく分けて2つの理由があります。生理的な原因と、精神的な原因です。原因を知ることで対処できることもあるので、具体的にどんなものがあるのか見ていきましょう。
生理的な原因
・お腹がすいた
・オムツが汚れて気持ち悪い
・眠い
・暑い・寒い
・げっぷやおならが出なくて気持ち悪い
・痛い、かゆい
・鼻水が出て気持ち悪いなどの身体的な気持ち悪さ
生理的な原因の場合は、抱っこしたりあやしたりしても泣き止まないことが多いので、根本的な原因を解消してあげるしかありません。
でも、慣れない頃はげっぷが出なくて泣いているなんて、わからないですよね。
私も、めちゃめちゃに泣かれてどうしようもなくなって途方に暮れていたらゲップが出て泣き止んで、これが原因か~と安心したことがあります。
精神的な原因
主に不安が原因で泣いていることが挙げられます。
・音が怖い
・暗さが怖い
・何かよくわからないけどなんか不安
・知らない人を見て人見知りしている
・お母さんが自分から離れていって不安(後追い)
・昼間の刺激が強く夜中に起きて泣く(夜泣き)
・要求が通らず泣く(こちらは少し成長してから出てくる泣き方です)
こちらは抱っこしてあげて安心感が得られることで泣き止むこともあります。
ですが、赤ちゃんは泣いているうちに自分が何で泣いているのかわからなくなって、泣き止めなくなってしまうこともあります。そうなると、抱っこしてもなかなか泣き止まなかったりします。
泣き止ませる方法
まずは生理的な原因を1つずつ落ち着いて解消してあげて、抱っこをして安心させてあげてください。緊急時の泣き方については後述しますが、病気などが原因の緊急時の泣き方でなければ、自分でも何で泣いているのかわからなくなっている場合もありますので気分転換をさせてみましょう。
具体的な方法としては・・
・抱っこをする。
・高い高いをする。
・息をそーっとふきかけたり、ウチワでパタパタあおぐ。
・抱っこ紐で抱っこして歩く。
・おくるみでくるんで歌を歌いながら気持ちよくゆれる。
・音の出るオモチャや絵本で音楽をならす。
・新聞紙をやぶいたり、スーパーの袋をカサカサさせたり、オムツの外袋をガサガサさせる。
・インターホンのモニターを触らせる。
・スマホの動画や泣き止ませアプリを見せる。
・外に出て散歩する。
・ベランダに出る。
・はだかんぼうにして遊ぶ。
・車でドライブする。(気持ちよくなって寝る子もいます。)
・鏡を見せる。
・カメラで写真を撮る。
・ご飯を食べさせる。
ちなみにベイビーは、音の出るオモチャ・インターホンのモニター・散歩・鏡・ご飯がとても有効でした。子供によって効果の出具合は様々なのでいろいろ試してみてください。
ベイビーはもうすぐ2歳ですが、今でも気分転換させることで泣き止むことが多いです。旦那さんが帰宅して泣き止んでいたのも気分が切り替わったからだったんですね。
ただ、成長して自我が強く出るようになってくると、気分転換させようとしても自分の要求が通るまで泣いたりするようになりますが、その頃には大人の話す言葉をかなり理解できるようになっているので、説得して我慢することを覚えさせていくことになります。
緊急時の泣き方
何をしても激しく泣き続けたり、ぐったりして弱々しく泣いたり、いつもとは何か違うと感じられる時には下記の項目をチェックしてみてください。
至急お医者さんへ連絡するべき状態
・41度以上の高熱が出ている。
・新生児期の発熱。
・発熱とともにひきつけを起こしている。
・水分を受け付けずぐったりしている。
・青ざめたり、息苦しそうにしている。
・繰り返す嘔吐や激しい嘔吐。
・頭を打った後に嘔吐、鼻や耳からの出血、血尿が出た。
・太ももの付け根あたりが腫れている。(そけいヘルニア(脱腸)の可能性があります。)
・白色の水様便や血便が出た。
・意識がもうろうとしている。
・呼吸が苦しそう。
・手足のマヒやけいれんがある。
・ぐったりして顔色が悪い。
・5~10分おきに激しく泣いたり、痛がる。
・泣きながら耳を触る(中耳炎の可能性があります。)
こういった症状が出た時に対応できるように、夜間診療してくれる病院をチェックしておいたり、夜間でも電話で相談できる病院や窓口を見つけておくと安心ですね。
今になって感じること
ベイビーはもうすぐ2歳ですが、今になって「あの時の泣きの原因はこれだったのか」とわかることがたくさんあります。
例えば、眠い時、しっかりお昼寝をしたはずなのに、目が覚めてしまってまだ寝たりない時は不機嫌に泣いて何をしてもなかなか泣き止みません。新生児の頃はさっきまで寝ていたのだから眠いわけじゃないよねって思ってしまっていましたが本当は眠くて泣いていたんですね。子供の睡眠のリズムは日々変化しますので、昨日と同じだけの時間寝たからスッキリ寝足りている、というものでもないようです。
いろいろな泣きの原因がありますが、なかなかどれが原因なのかわからないんですよね。泣き声をずっと聞いているのもつらいし、何とか快適にしてあげたいのに、してあげられない自分を責めてしまったり、体調が悪いのではないかと不安になったりで、つらいものです。
病院で知り合った3児のお母さんが「1人目の時、あまりにも泣き止まないからと言って救急車を呼んでしまったけど結局何もなかった。」と言っておられましたが、その気持ちは本当によくわかりました。
泣き方で原因がわかるようになるのは、わからない毎日を過ごして時間をかけて経験を積んでいくしかありません。
赤ちゃんの泣き声を聞いて、つらいと感じられるのは、それだけ一生懸命に子供と向き合ってあげているからです。
つらいと感じたら、お母さんとして頑張っているんだなと自分を褒めてあげましょう。