授乳クッションの必要性と選び方のポイント
2016/08/12
授乳クッションの必要性
授乳クッション、これは必須アイテムだと思います。
生後3,4カ月までは、母に『なにその浮輪?』と笑われながらも肉体の一部と化していました。これがなかったら授乳できないよー!と外出時にどうやって持って歩くか真剣に悩んでいた時もあります。
人によっていらないという話も聞いたことがあります。オムツのように、ないとどうにもならないアイテムではないので、まぁ、なくても生活はできます。でも、あるとないとでは肉体的ダメージが全然違うんです!
私が産前に持っていた授乳のイメージと言うと、よく寝ている赤ちゃんがお腹がすいて時々目を覚まして泣いたら、ひょいっと抱っこして、ちょちょいっと授乳するって感じでした。「授乳って大変」というイメージは全くなかったので、授乳クッションっているのかな?なんて思っていたこともあります。授乳中は赤ちゃんをずっと抱っこすることになるのですが、赤ちゃんの体重は約3キロ前後。牛乳パック3本分。軽いじゃん、腕でいけるじゃん・・って思いますよね!?でも、それを1日に何度も抱っこして授乳して、同じ姿勢で固定し続けるので、モーレツな肩コリになります。腱鞘炎にもなります。マッサージ毎日行きたいけど、乳児を抱えて頻繁に行くなんて不可能です。授乳以外の時にも抱っこが基本なので、体中の関節が悲鳴をあげ、授乳中の全く動けない抱っこで、とどめを刺されて腕や肩や首にガツンとダメージがくるんですね。それを和らげてくれるのが、このアイテムです。
あと、普通のクッションでも代用できなくはないのですが、後述しますが、普通のクッションだとどうしても柔らかくて赤ちゃんが沈み込んでしまい使いづらいです。
必要性をわかってもらえたでしょうか?使い始めるとやめられなくなり、頻繁に授乳をするので、はずすのが面倒になり、腰に巻きつけてうろうろしていました。夜中に眠すぎて、気がつけば授乳クッションを巻きつけたまま倒れこんで寝ていたなんてこともしばしば。
授乳クッションを選ぶ際のポイント
そんな素敵なアイテムですが、私が使ってみて思った選ぶ際のポイントです!
- 高さがしっかりあるもの
- 硬さがしっかりして赤ちゃんの重みでへこんでしまわないもの
- カバーが洗濯できるもの
- 個人的に形はボタン式で抱き枕のようにしても使えるものが好き
が良いと思います。
クッションという名前だけ聞くと、ふんわり柔らかくて、もたれかかると沈みこむイメージですが、抱っこをする腕の変わりを担うのが授乳クッションになるので、赤ちゃんをのせた時に抱えなくてもいい高さに赤ちゃんがくるくらい高さがあって、毎日使用しても赤ちゃんの重みでぺたんこになってしまわない硬さのあるものを選んでください。でも、どうしても使用していると購入時よりはへこんでくるので、使いにくくなってきたら、膝と授乳クッションの間に普通に家で使っているクッションや座布団などを入れて高さ調節してみたり、クッションの上にバスタオルなどを丸めて敷いてもいいと思います。
あとは、赤ちゃんがミルクを吐き戻したり、ウンチが背中に漏れて汚してしまうなんてこともしょっちゅうなので、意外と汚れます。なので、カバーを外して洗濯できるものがいいですね。
個人的に形は三日月型で、伸ばせば抱き枕、三日月の両端にボタンがついていて、止めると腰に巻きつけて授乳クッションとして使えるものがお勧めです。自分が動いても腰にくっついているので、移動するときにも便利ですし、乳腺炎対策でフットボール抱き(赤ちゃんをラグビーボールのように小脇に抱える方法)で授乳する時も、こちらの形の方がやりやすいです。また伸ばして抱き枕としても使用できるので、妊娠中のお腹の大きい時の抱き枕として活躍します。
赤ちゃんとママにとってのお気に入りを探そう
価格は千円台のものから1万円を超えるようなものまでありますが、上の4つを満たしていれば高価なものでなくてもいいと思います。購入時期としては妊娠中から。出産して退院後すぐ必要になるので、遠方に里帰りする方は実家で購入するか、持って帰りましょう。
授乳中以外でも、妊娠中の抱き枕や背もたれに使ったり、赤ちゃんを上に置いて寝かせたり、お座りさせるときの背もたれに使うこともできます。意外と使用期間が長いですよね。
1歳すぎまで授乳クッションを使用して授乳していた赤ちゃんでは、飲みたくなると小さい体で一生懸命ママのところまで授乳クッションを自分で持ってくるなんていう可愛い姿を見せてもらえることもあるようです。いろいろ探してみてお気に入りが見つかるといいですね。