つれづれ育児日記

初めての家事・育児に奮闘する日々を綴っていきます。自分自身の経験から、簡単な離乳食の作り方・悩んだこと・便利だった育児用品などこれから妊娠・出産を迎える方の役にたてるような情報も発信していきたいです。

離乳食 フリージングのコツと基本 冷凍できない食材は?

2016/08/15

赤ちゃんにはできれば手作りのものを食べさせてあげたいなと思いますよね。でも、離乳食は1回分が少量な上に、つぶしたり、刻んだりとかなりの手間がかかるので、毎食作るのは大変です。そこで活躍するのがフリージングです。まとめて作るので食材や光熱費の無駄も省けるし、いろいろな食材をフリージングしておくことで、たくさんの種類のおかずを毎食出してあげることができます。またフリージングして再加熱することで食材の繊維が壊れて柔らかくなるので赤ちゃんの離乳食にはフリージングはとても向いています。

私は、旦那さんのお休みの日は2時間ほどかけて1週間分の離乳食を作って、平日は冷凍ストックを食べさせて楽をしていました。冷凍庫がパンパンになって、業務用冷凍庫が欲しい・・・なんて真剣に考えていましたが、とにかくフリージングを有効活用できることで、断然離乳食づくりが楽になります!

フリージングの基本

フリージングした食材はできるだけ、おいしく栄養をたくさんとれるようにしたいですよね。ポイントは雑菌の繁殖を抑えることです。具体的に見ていきましょう。

新鮮な食材を購入後、早めに調理する

食材を冷蔵庫に入れておくと少しずつ鮮度が落ちていきます。鮮度が落ちると雑菌が繁殖しやすくなりますので、できるだけ購入後早めに調理するようにしましょう。

冷凍する時にできるだけ空気に触れないようにする

空気や冷凍庫の霜が食品に触れることで、雑菌が増殖したり、食材が酸化して味が落ちてしまいます。
離乳食を冷凍する際、ジッパー式の保存袋やラップなどを使う場合はしっかり空気を抜いて密閉しましょう。ラップを使用する場合は、ラップだけでは剥がれたり破れたりしやすいため、ポリ袋や密閉容器に入れて二重にすることをオススメします。私は面倒なのでラップだけで冷凍したことがありますが、霜だらけになってしまいました。

小分けにする

1食分ずつ小分けに冷凍しておくことで、無駄がなく使う時にとても便利です。
離乳食の形状に合わせて小分けの方法を使い分けしてください。
【製氷皿】
ダシ・スープ・おかゆなどの水分の多いもの、離乳食初期のすりつぶした食材に使用します。と、本などには書かれていますが、水分の少ない刻んでゆでた野菜やゆでた魚・肉類でも私はこちらの方法で冷凍していました。1食分ずつがくっつかずに冷凍できて便利でした。
におい移りを防いだり、いくつか重ねて冷凍できるのでフタのついているものがオススメです。離乳食専用のものを使用すると容量がわかって便利ですが、普通の製氷皿でも問題なく使用できます。
冷凍庫で場所をとってしまうことと、取り出す時にいっぺんに出てきてしまうので、私は冷凍した後、ビニール袋に移して保管していました。ジッパー付きのものだと便利ですね。

【ラップ】
水分の少なく粘度のある野菜(マッシュしたじゃがいもやカボチャなど)や、カットした野菜や魚、肉などに使用します。ラップのいいところは、1回分ずつ包んでおけばそのまま電子レンジにそのまま放り込めることや、冷凍庫の中で場所をとらずにすむことです。冷凍・解凍が短時間ですむように、包む際は1回分ずつの少量にしたり、薄い板状にして包むことがポイントです。塩抜きしたシラスなどをラップで薄い板状に包んで冷凍し、使う時はポキポキと折って使うととても便利でした。ラップを使用する時は空気に触れないようにビニールなどに入れて2重にする方が鮮度が保てます。

【ジッパー式の保存袋】
たくさんの量をまとめて冷凍する時に使います。ホワイトソースやミートソースなどのソース類にも向きます。
中に食材を入れたあと、平らに薄くのばして、おはしなどで1回分の大きさに筋目をつけておくことで解凍する時にポキポキと折りやすくなります。
中に入れるものは水気をしっかり切っておくと、食材同士がくっつきにくくなり取り出しやすくなります。

【蓋つきの密閉容器】
1回分の量に合わせたサイズのものであれば、そのままレンジで解凍することができます。また大きなサイズのものを使用する際は、お弁当用のおかずを入れるカップを使用して、1回分ずつ取り分けて入れておくと便利です。
近所の友人宅や実家に離乳食を持っていくときは、1回分の量に合わせた離乳食専用の小さい容器で冷凍したものを持って行き、レンジだけ借りていました。お皿を持って歩かなくてもすみますし、帰宅時は重ねて収納できるので便利でした。

すばやく冷凍する

食材を時間をかけてゆっくり冷凍させると、食品の中の細胞が壊れてしまい、雑菌が増える原因となるだけでなく、味が落ちたり、栄養分も流れてしまいます。
小分けにして密閉した離乳食は熱伝導性のよいアルミやステンレスなどの金属トレイにのせるか、アルミホイルで包んで冷凍庫に入れることで、素早く冷凍できます。その際、まだ温かいうちに冷凍庫に入れてしまうと庫内の温度が上がり、他の食材が傷む原因になるため、必ず冷ましてから入れるようにしましょう。

調理日と食材の名前を記入する

家庭用の冷凍庫では、冷凍していても時間の経過とともに食材が酸化したり味も悪くなります。1週間を目安に使いきるようにします。いつ作ったかわかるように日付を記入することが大切です。
また、いろいろな種類を作って冷凍すると、凍ってしまった時にこれは一体何だったかな?と見た目でわからなくなる場合がありますので、食材の名前も記入しておくと困らずにすみます。
記入する際はラップやビニール袋であれば油性マジックで直接記入(食材を包んだあとすぐに記入しないと水分が出てマジックが書きにくくなります)、密閉容器であれば白のビニールテープに油性マジックで記入して貼るのが便利でした。紙に記入してテープで張り付けすると冷凍した時に剥がれてしまうので、輪ゴムで巻いたりもしていました。

解凍時の注意点

素早く解凍する

フリージングした食材をゆっくりと自然解凍すると雑菌が繁殖する原因となります。冷凍したものは必ず一旦加熱調理します。食べさせる分だけを凍ったまま、鍋やフライパンで煮たり炒めたり、電子レンジで解凍したりして一気に加熱調理してください。
また、電子レンジを使用する場合は加熱しすぎると固くなったり焦げたりしますので、少し水をふって、時間を短めにして加熱し、加熱ムラ防止のために途中でかき混ぜて再度加熱するようにするとうまく解凍できます。
だいたい食材100gで500W1分を目安に一旦加熱し、かきまぜて再加熱するとうまくできました。
また水分の少ない食材の場合は水やダシをかけて加熱する方が上手に仕上がります。

再冷凍は禁止

一旦解凍してしまった食材を赤ちゃんが食べきれなかったからと言って再度冷凍してしまうと雑菌が繁殖しやすくなります。冷凍する際は1食分ずつ小分けにして冷凍するようにしましょう。
また、1食よりも少ない量で冷凍し、他に冷凍した食材と混ぜて解凍しても味に変化がでて楽しいですね。
解凍する段階で食べきれなさそうであれば、解凍前に包丁でカットするか大人が食べるかしましょう。

1週間を目安に使い切る

冷凍していても時間の経過とともに食材の鮮度が落ちて酸化が進みます。大人の場合は1ヶ月程度冷凍保存できるものもありますが、消化器官が未熟な赤ちゃんの場合は、冷凍した日付を記入して1週間を目安に使い切りましょう。だいたい旦那さんの休日などに1週間分を作ることになると思いますので、作る日には前回作ったものの残りをチェックして赤ちゃんが食べきれなさそうな時はカレーなどに入れて使い切りましょう。カレーに入れるとコクが出て美味しいですよ。

フリージングNG食材

冷凍することで食感や品質が大きく変わってしまうものはフリージングには向きません。

豆腐(水分が抜けてスが入り食感が変わって高野豆腐のようになってしまいます。)
ゼリー(ゼラチンで固めたものは水分が抜けて形状が変わってしまいます。)
こんにゃく(水分が抜けて固くなってしまいます。)
全卵(そのまま冷凍すると白身と黄身が分離します。ゆで卵も白身がゴムのようになるので向きません。炒り卵や錦糸卵、黄身だけをすりつぶしたものであれば冷凍できます。)
きゅうり(水分が多いのでそのままでは冷凍できません。ゆでたり塩もみして絞ればOK
ダイコン(水分が多いのでそのままではダメ、おろして水気を絞ればOK
ヨーグルトや牛乳(プレーンタイプは冷凍すると分離します。加糖のヨーグルトであれば冷凍可能)
チーズ(加熱して食べるピザ用チーズのみ冷凍可能です。)
じゃがいも(ゆでてそのままでは水分が抜けてしまいます。マッシュポテトにすれば冷凍可能)

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