つれづれ育児日記

初めての家事・育児に奮闘する日々を綴っていきます。自分自身の経験から、簡単な離乳食の作り方・悩んだこと・便利だった育児用品などこれから妊娠・出産を迎える方の役にたてるような情報も発信していきたいです。

切迫早産 入院5日目 34週0日 点滴で血管に空気が入ると死ぬ?

2016/09/01

入院生活が4日目となり、少しずつ個々の生活にも慣れてきました。
特にやることがないので、点滴のぽたぽた落ちてくるのをボーっと眺めていました。

点滴に大騒ぎ

点滴をただボーっと眺めていて、フと気が付きました。点滴のチューブの中を小さい空気の玉がいっしょにゆっくり降りてきます。
いつか何かのテレビで得た知識を思い出します。
注射器で血管に空気を入れたら死ぬ・・!?!?
しっ、しぬー!!!助けて!!!
冷や汗が流れます。
最初に点滴をつないでくれた時に助産師さんが点滴のチューブを指ではじいて空気を抜いていたのを見ていたので、慌てて親指と人差し指でピンピンっとはじいてみます。
少しずつ空気が上に上がっていき、ぽたぽたとなっているところに入っておりてこなくなりました。
ふーっ。命拾いした~。点滴眺めていてよかった。うっかり死ぬところだった。

・・と思ったら、しばらくするとまた小さい気泡がゆっくり降りてきます。
さっきの要領で空気を抜けば大丈夫!
今度は落ち着いてピンピンします。
しっ、しかし、しかし次々に気泡ができてくるんですね。
点滴から目が離せなくなった!これでは、ご飯もトイレもゆっくり行ってられない。
これならやることなくてボーっとしてる方がマシだった。。。

本格的ピンチ発生

次々に発生する気泡を必死になってピンピンしていましたが、今度は数センチある空気の塊が流れてきて、ピンピンしてもなかなか動きません。
こっ、今度こそヤバイ!
な、ナースコール!ナースコール!
インターフォン越しに助産師さんの声が聞こえます。
「どうされました?」
こうしている間にも気泡がおりてくるので説明している時間はない!
「と、とにかく早く着てください!!!」点滴のチューブをつまんで少しでも食い止めながら、必死のナースコール。
まだ若いし、まだ子供の顔も見ていないのに。やりたいこともまだまだいっぱいあったし、せめてお母さんが持ってきてくれるおやつの時間までは生きていたい!両親や旦那さんや友達にこれまでの感謝の気持ちをメールしたい!でも間に合わない。

血管にどのくらいの空気が入ったら死ぬ?

私の緊急のナースコールを受けて助産師さんが慌てて駆けつけます。
「点滴に空気が入って・・」と言うと、それだけ?という目をしながら抜いてもらえました。
助産師さんの落ち着いた対応に、何かおかしいと気づき、ドキドキしながら聞いてみます。
「血管に点滴が入ったら死ぬんですよね?今度空気が入ったらどうしたらいいですか?」
毎回ナースコールするのも気が引けるので、自力で対応できる方法を聞いておこう。
助産師さんが笑いながら言います。「空気が入って死ぬにはコップ1杯以上のよほど大量の空気が入る必要があるから点滴の空気はほっといても大丈夫ですよ。」
全身の力が抜けました。もう少しでその辺にあった、入院のしおりにみんなにこれまでの感謝の手紙を時間の許す限り書くところでした。やらなくてよかった。
初めての点滴に大騒ぎしてしまいましたが、パジャマが汗だくになるほど必死になった瞬間でした。
お腹に子供を抱えている私にとっては刺激が強すぎました。勘違いで大騒ぎしてごめんね、ベイビー。
まだお腹の中でゆっくりしていてね。

-妊娠中・切迫早産