つれづれ育児日記

初めての家事・育児に奮闘する日々を綴っていきます。自分自身の経験から、簡単な離乳食の作り方・悩んだこと・便利だった育児用品などこれから妊娠・出産を迎える方の役にたてるような情報も発信していきたいです。

二人目 切迫早産予防法 入院にならないために少しでもできること

2018/02/19

私は2児の母ですが、2人とも切迫早産になり入院しました。入院生活は精神的につらいものでしたが、1人目の時は自分さえ入院すればよいのでまだよかったのですが、2人目の妊娠中は上の子を置いて入院しないといけないので、さらにしんどいものでした。
私の経験、調べていたこと、先生に聞いた話などから、切迫早産を少しでも予防できるのではないかと個人的に思う方法をお伝えしたいと思います。
ただし、必ずしも効果があって入院しなくてすみます!と言えるものではありませんので参考程度に読んでいただければと思います。

切迫早産の原因

切迫早産になりやすい人というのはあるそうで、もともとの体質でなりやすい人に加えて、経産婦さんはなりやすいとのこと。
経産婦さんの場合は、1人目の出産時に体にダメージを受けていたり、上の子の世話があって妊娠中にゆっくりしていられないからなどの理由があるようです。
経産婦さんの方がなりやすいとのことですが、上の子のことを考えると2人目以降の入院は絶対少しでも短くしたいところですよね。
もう一つの体質というのは筋肉があまりない人の場合やお腹が張りやすい体質の人といったことが関係しているようです。

私の場合

私の場合は、一人目妊娠中は仕事をしていたので、仕事のせいで切迫早産になったのだと思っていました。二人目は妊娠前に仕事を辞めており、妊娠後はできるだけ外出しないように気を付けたりしていたので今回は大丈夫だろうと思っていましたが、二人目の方が早くに切迫早産になりました。2人目出産後に助産師さんに聞いた話では予防のために少しでもできることは、骨盤底筋という筋肉を鍛えることだそうです。妊娠前に聞いておきたかった!私の場合は仕事よりも筋肉が関係していたのかと思います。
あとは子宮頸管をくくる手術を妊娠初期に行うと良いという説もありますが、私の場合は二人目の妊娠の際にくくる手術にもリスクがあり一人目の経過を考えると勧められませんと言われ、やりませんでした。病院の方針や個人の状態によっては手術を行うこともあるようです。

切迫早産と骨盤底筋の関係

妊娠すると、出産時に赤ちゃんが産道を通りやすくなるように、女性の体からはリラキシンという骨盤を緩めるホルモンが出るそうです。農作業などの労働をして筋肉がしっかりしていた昔の女性ではホルモンが出て出産時にちょうどよくなっていたようですが、車社会で下半身の筋肉が弱く骨盤も妊娠前から緩んでいる現代人にとっては骨盤の緩みすぎになってしまい、ホルモンの影響で切迫早産になるそうです。
お腹にいる赤ちゃんをしっかりと支えないといけないのですが、子宮を支える骨盤底筋が弱いと、子宮の下に続く子宮頸管が圧迫されてお腹の張りや子宮頸管を短くすることにつながるとのこと。
子宮を風船だとすると、頸管は風船の空気の出口部分にあたるそうで、子宮が収縮しお腹が張るとそれに伴い出口部分に当たる頸管が短くなってしまうそうです。
実際に私は内診中にお腹がはり、頚管が先生の目の前で短くなったことがあります。
先生から聞いた話のうる覚えの部分もあり、間違っている部分があれば申し訳ありませんが、だいたいそういう仕組みになっているようです。

思い当たるフシ

私には思い当たるフシがあります。全体的に筋肉がない、しゃがむ動作がしんどくてずっとしゃがんでいられない、歩き方もだるそうに歩いているねとよく言われるほど筋肉を使わずダラダラと歩いています。
骨盤底筋が弱いと年をとってから尿漏れや子宮脱になったりするそうですが、産後に尿漏れになりました。
骨盤底筋が弱いと便意を我慢できる時間が短いそうですが、私も便意を感じたらすぐにトイレに駆け込まないといけないほど我慢がききません。
骨盤底筋が弱いと血流も悪くなり痔になりやすいそうですが、まさに痔です。もともとは妊娠前からのデスクワークが原因ではありますが。

二人目の妊娠時に切迫早産で入院後37週に入っても生まれてこず、予定日がだんだん近くなってきたので、今度は生まれてくるように上の子と実家でハイハイで拭き掃除などをしまっくっていましたが、生まれてきたのは予定日前日。
ハイハイではお腹が下になっていて赤ちゃんは降りてこられませんよね。便秘と出産の話を一緒にしたら怒られるかもしれませんが、私は散歩に行くと便秘が解消されます。便が降りてくるのだと思うのです。
たくさん歩くと生まれやすくなるというのも、そういう話と同じなのかな?

具体的に予防する方法は?

私が個人的に考える方法なので、あくまでも参考程度に読んでください。
まず下半身を鍛えることが大切です。
子供が一人いるとわざわざジムに通って鍛えるなんて夢の生活ですので、家事や普段の生活中に、たくさん歩き、立ち、座り、しゃがむ、階段の上り下りといった動作をしっかりします。しゃがみこんで子供の相手をしてあげれば子供もハッピーで一石二鳥。
将来尿漏れなどにならないように、もたれかかってお皿を洗って、座って洗濯物を干していたのを改善しました。
あとは直接骨盤底筋を鍛える骨盤底筋体操を取り入れます。こちらも普段の生活をしながらできるものです。(骨盤底筋体操のやり方は後述しています。)
産後の尿漏れの際に助産師さんに骨盤底筋体操を1日100回しなさいと言われました。産後に意識して行うと尿漏れも治ったので、効果があるようです。ただし母体の状態によって、出産直後から無理をして体操しないように気を付けてください。出産でダメージを受けた母体の回復が優先です。

骨盤底筋体操のやり方

肛門・膣・尿道口をできれば1か所ずつ力を入れて→緩めるという動作をを繰り返すというのが基本になります。お腹や肩に力が入らないようにします。なかなか感覚がつかめず難しい場合は、トイレの際にオシッコを途中で止めるという動作がうまくできれば、できていると思って良いと思います。お尻でティッシュを抜く感覚に似ているそうです。
秒数についてはいろいろ説がありますが、私が取り組みやすいなと思ったのは1日8秒×3セット。これくらいなら毎日できるかなと思えますよね。
初めは寝転んだり、椅子に腰かけた状態で行うと良いそうですが、慣れればどんな体勢でもできます。家事や子供の相手をしながら、テレビをみながら、寝かしつけしながら、お風呂に入りながら。
たまにたくさんやっても効果がなく、毎日少しずつするのが良いそうなので、気づいた時にせっせとやるようにすると良いですね。

とはいえ意識しないと忙しい毎日の中ではウッカリ忘れてしまうので、私は産後の尿漏れ対策では『授乳中にする』と決めてやっていました。

また昔、通っていたヨガで教えてもらっていたり、妊娠中に病院で勧められた体操でも骨盤底筋を鍛えられるそうです。
あお向けに寝転び、足を肩幅に開き膝を立てます。
息を吐きながらゆっくりとお尻を上にあげてゆき、肩と背中と膝が一直線になるように腰の高さをキープ。5~10秒程度無理のない範囲でキープします。
ヒップアップや便秘解消に良いらしいと知っていたお尻歩き体操も骨盤底筋を鍛えるのに良いそうです。昔、便秘薬のCMでやっていましたよね。足を伸ばして座った状態で腕を歩く時のように振りながらお尻で歩くやつです。
あとは昔、通っていた接骨院の先生に教えてもらった体操ですが、膝の間にタオルなどを挟み、タオルが落ちないようにしながらかかとを上げ下げすると筋肉が鍛えられてよいそうです。歯磨き中などにやると良いよと教えてもらっていたのにやっていませんでした!(後悔・・)
体操自体はたくさん知っていたのにやったことがなかったことを反省します。。。

妊娠してからできること

筋肉を鍛えるのは妊娠前にしっかりやっておくと良いのですが、妊娠してしまってからあまり階段の上り下りなどは不安ですよね。骨盤底筋体操は妊娠していてもできるようですが、お腹が張ったりするようであれば逆効果なのですぐに中止する必要があります。
妊娠してからでも取り入れやすいのはトコちゃんベルトという骨盤を締めるベルトです。産後にも使えるのですが、妊娠初期の頃からはめておくと良いと思います。
きちんとした位置ではめることと、はめているのかどうかわからない程度の締め具合でつけるのがポイントです。産院でつけ方は指導してもらえることもあるようなので聞いてみると良いと思います。
産院ではむくみにつながるとのことで腹帯は勧められませんでしたが、個人的には腹帯も効果があるのではないかな?と思いました。

あと、2人目の切迫入院中に向かいのベッドの人に勧められて貸してもらった『安産力を高める 骨盤ケア 上野順子 (著), 渡部信子 (監修)』という本が、安静生活中でもできる骨盤ケア体操がたくさん載っていて良かったです。一人目の妊娠初期にこの本と出合っていたらな~と思うような内容で、便秘対策、むくみ対策や、恥骨痛に効く体操や陣痛中にすると良い体操、産後のおっぱいマッサージ、赤ちゃんの抱っこの仕方なども載っているので、妊娠後期からでも読んで損はないと思います。ちなみにトコちゃんベルトを開発した人が監修しているそうです。

なるとツライ切迫早産。体操で必ずしも予防できるとは限りませんが、骨盤を整えておくことは安産や年を取ってからのトラブル対策にもつながるそうなので、妊活中の方だけでなく、女性は是非毎日の生活に取り入れていくと良いと思います!

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