つれづれ育児日記

初めての家事・育児に奮闘する日々を綴っていきます。自分自身の経験から、簡単な離乳食の作り方・悩んだこと・便利だった育児用品などこれから妊娠・出産を迎える方の役にたてるような情報も発信していきたいです。

初心者 水耕栽培 失敗の連続 苗までの長い道のり

2018/02/26

ふと本屋で手にした本に心を奪われたのが1年ほど前のことです。
虫がつかない、土がいらない、早く育つ、という水耕栽培。
虫が大の苦手な私は、やらないわけにはいかない!!といきり立ちましたが、何とも失敗続き。
なかなか苗にたどり着けずでした。
育苗(いくびょう)や苗半作(なえはんさく)という言葉があるそうです。
苗半作とは上手に苗を作れたら、作付けの半分はうまくいったよ、という意味です。
初心者は苗からチャレンジすると半分成功しているので、収穫までこぎつけやすいんですね。
初心者水耕栽培サーには苗までがとっても遠い道のりでした。
失敗から学べることもあるかと思いますので、まだ水耕栽培に興味はあるけど、どんなかな?という人に参考にしていただければ幸いです。

何を植えているのかわからなくなる

バーミキュライトの上で発芽させようと思い、食べ終わったキムチの容器にバーミキュライトを入れて種を植えてみました。
1回目・・・種を水につけて冷蔵庫に一晩おくと発芽率が良くなるとのことで、ペットボトルキャップに種と水を入れ何の種かわかるように名前を書いたテープも貼りました。数種類いっぺんに植えようとしていたので、水がこぼれないようにタッパーにペットボトルキャップをいくつも並べて冷蔵庫へイン。
翌朝、朝ごはんのおかずを出す時に手が当たってしまい、中でひっくりかえってしまい、種がまぜこぜに・・・。
あ~、どれがどの種かわからない・・・。
2回目・・・子供と一緒に野菜を育てられると良いなと思ったこともやり始めたきっかけではあります。ということで、子供に種植えを手伝ってもらいました!が、まだまだ不器用な3歳児。数種類の種がバラバラバラっとバーミキュライトの上に落ちてしまい、収拾不可。
またしても何を植えているのかわからなくなり。
3回目・・・水耕栽培ではレタスがとても美味しく虫食いのない綺麗なものができるとのことで、ミックスレタスの種を購入。本葉が出てくるといろんな形の葉っぱが出てきたのですが、パッケージを見ても何の種が入っているのか記載がなく、一体何を育てているのか不明。柔らかくておいしいのができたのですが、やっぱり何ていうのを育てているのかは知りたいな~と思うところでした。ちなみにレタスを育てるなら、チマサンチュという焼肉を挟んで食べる大きいレタスがサラダにしても美味しくて、たくさん収穫できて良いとのこと。こちらも後から購入しました。
4回目・・・種の袋に発芽率というのが書かれています。発芽率55%の春菊。たくさん蒔かないと芽が出ないと思ってたくさん蒔いたら、たくさん発芽してワサワサに・・・。

徒長

種を植えて芽が出てきますが、もやし状に茎がひょろ~っと伸びてしまうことを『徒長(とちょう)』と言います。
徒長した芽は弱く育っているので、そのまま育ててもうまく育たないとのこと。
徒長してしまう原因は
・光が不足している
・風通しが悪い
・過密状態で植えた
・肥料が多すぎる
などがあるそう。

『水耕栽培は室内でもできる』との言葉をうのみにして、室内で種を植えたところ→日照不足で徒長。
今度は外で発芽させようとするも、天気予報をちゃんと見ていなかった私。台風続きの天候でまたしても→日照不足で徒長。
子供に種植えを手伝わせて種がバラバラっと大量にうわってしまい→過密状態で徒長。
芽が出て最初に出てくる二枚の葉っぱが双葉で、その後に出てくるのが本葉ですが、双葉には栄養分が詰まっているので本葉が出てしばらくするくらいまでは肥料は不要なのに、張り切って購入した液体肥料をさっさとあげてしまい→肥料が多くて徒長。
しかし、ここで負けずに私は徒長した茎の部分にスポンジを巻き付けて定植しました。
弱く育っているとのことでしたが、何とか最終的には収穫できました。収穫量が減ったり病気になりやすかったりするのかもしれませんね。
ちなみに日照不足で徒長したものをいきなり日光にガンガンに当てると枯れます。(経験済み)
ちょっとずつ慣らしてあげないといけないそうです。

まき時を守らない

種をまく時期にはまき時というのがあり、その時期に植えると良いですよということがちゃんと種の袋に記載されています。
しかし、本を読んで植えたい!と思った種を購入。
種は普通はまき時のものが売られているのですが、私が購入したのは売れ残りの最終のもの。まき時をちょっぴり過ぎちゃっていたんですね。
植物というのは、暑すぎても寒すぎても成長が止まるそう。
寒すぎて1ヶ月たっても双葉のまま。一体いつ食べられるのやろうか・・・そして、育たないと水耕栽培の養液も減らず、何もやることがなく毎日毎日観察するばかりでした。
最終的に、発泡スチロールを積み重ねてベランダの日の当たるところに置いてやったり、ビニールで保温したり夜間に室内に移したりすることで、すこーしずつ何とか成長。
ちょっと暖かい日があると、1日で結構育ちました。
でも季節さえ合っていれば、こんなに手間をかける必要もなかったのに。。。
種まきするには3月くらいからと9月くらいからがまき時のものが多いみたいですね。

定植時にミス

双葉まではわりとうまく行くのですが、定植あたりから失敗がさらに増えます。

その1 給水布

容器に早く定植してみたくてウズウズしていた私。
双葉でまだ根っこも短いのをさっさと定植。根っこが水に届かないので給水布を巻き付けると良いとの情報を得て、キッチンペーパーを細く切ってスポンジに一緒に挟みました。最初は良かったのですが、日がたつにつれてキッチンペーパーがヘロヘロに弱っていき最終的には千切れてとっても汚くなりました。使えないことはありませんでしたが、不織布というのが百円ショップでも売られているのでそういったものを使った方が無難です。ネットでは穴の開いた靴下を切って使ったという人も見かけました!
しかし給水布を使うのは面倒なので、本葉がでて根っこがしっかり伸びてから定植することにしました。

その2 乾燥

お茶パックで水耕栽培するという方法も同時にチャレンジしていました。
と言うのもいっぱい種を植えすぎて、定植するところがなくなり、やむなくお茶パックにバーミキュライトを入れて定植。
ちょっとずつ育ってくるのですが、ある一定の大きさになるとシューっと枯れてしまいました。
どうやら、お茶パックに葉っぱが触れると葉っぱの水分をお茶パックに持って行かれて枯れるようです。
あと、スポンジで定植する際も根っこの部分を巻くと根っこの水分をスポンジに持って行かれるそうです。巻く時は茎の部分を巻くみたいですね。

その3 容器ミス

ホウレンソウなどは育ってくると横に倒れるので、深さのある容器で育てると良いとの情報を得て、深さのある洗濯バサミ入れ(大型)とそれにサイズがたまたま合っていたゴミ箱を百円ショップでゲット。
深すぎて日光が当たらずちっとも育ちません。
なかなか育たない上に、徒長してしまいました。
ある程度の大きさになってから定植しなおすべきでした。

その4 雑

不器用で雑な私。
バーミキュライトからゆっくりと抜き取りスポンジに挟み込みをして定植するのですが、途中でエイっと抜いてしまい・・ん?なんかブチブチって聞こえたような・・・?
せっかく伸ばした根っこが千切れてしまいました。
成長の過程としては根っこが伸びる時期があり、ある程度根っこが伸びると今度は葉っぱが伸びるようで、根っこをちぎるとその分成長が遅くなるようです。

その5 土からの移植

水耕栽培と同時に土にも種を植えていました。たくさん育ったので間引きしたのですが、もったいないので水耕栽培容器に定植しようと思いました。
土で育つ時の根っこと、水で育つ際の根っこは違うようです。
植え替えというのは植物にとてもストレスを与えるので、植え替えしてから半日から1日はあまり日を当てないようにしないといけないとのこと。
今まで外で育てていたのだから大丈夫だろうと、植え替えしてからすぐに日光にガンガン当ててしまい、せっかく植えたものが枯れてしまいました。

その6 かまいたがり

私はサボテンや水をあげなくても空気中の水分で育つというエアープランツまで枯らしたことがあります。じゃんじゃん水と肥料をあげてしまうんですよね・・・。思春期の子供のようにある程度育ったら、遠目にそっと覗いて必要なお世話だけをしないといけなかったんですよね。
水耕栽培ならではの根っこが伸びるところが見える楽しさ!当然ながら、毎日根っこの観察を子供としちゃいました。
元に戻す時に、根っこが容器の端っこに挟まって次の日には茶色く干からびた根っこが張り付いていて、、、あ~せっかく伸びた根っこが!?

その7 やりすぎに禁物

読んでいた本が室内でも育てられるという内容でした。で、育児と家事で忙しいので飛ばし読みしつつ、ある程度そのままマネをしました。根っこの部分はアルミホイルで遮光して養液に藻が生えないようにするべし!
成長に光は大切!くしゃくしゃにしたアルミホイルで光を反射させて成長を促す!
室内では芽が出て徒長したので、外に置いてみましたが、せっかく定植したものが茶色くなって枯れました。
よーく読んだら本には室外では葉焼けするのでやらないでくださいと小さく書いてありました!
光を当てすぎると葉が焼けて枯れるそうです。室内と室外ではやり方が違うんですね。

その8 自然災害

ベランダの腰壁のところにおいてあげると日がよく当たってちょっと成長が早くなったので、毎日日中はおいてあげることにしました。ある日のこと、ガタンという音がして、見に行くと強風で飛ばされて落下。
けが人がいなくて良かったです。

その9 再生栽培すらも失敗

なかなか苗にまでたどり着けず、早く収穫したい私はネギの再生栽培に手を出しました。
ネギを下から5センチほど残して使い、水につけて根っこを伸ばして(毎日水替えをします)、ある程度伸びたら水耕容器に定植。
寒くてこちらもなかなか伸びませんが、やっと1回目の収穫をして楽しんだところ、根元に黒いカビが。。
ネギの再生栽培はカビが生えやすいみたいです。5センチ残さず使い切った方がお得だったのでは・・・?

めげずに今も育苗に挑戦しています。早くまともな野菜を収穫したい~!!

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