つれづれ育児日記

初めての家事・育児に奮闘する日々を綴っていきます。自分自身の経験から、簡単な離乳食の作り方・悩んだこと・便利だった育児用品などこれから妊娠・出産を迎える方の役にたてるような情報も発信していきたいです。

切迫早産から出産へ 出産体験レポート1 陣痛が来る

2016/09/17

妊娠31週3日で切迫早産と診断され、自宅安静と入院生活を経てついに妊娠38週1日まで来ました。
母には全ての負担をお願いして助けてもらいました。旦那さんはそばにいてくれることで、気持ちが落ち着きます。
入院生活中には先生や助産師さんに身の回りの世話だけでなく、迷惑をかけたり、話し相手になってもらったりしました。
ある日突然切迫早産になった私は、急に仕事も行けなくなりましたが、同僚たちは優しいメールをくれ、仕事を全てカバーしてくれました。
周りの人にたくさん助けてもらって、私は一人の命を生むのだとしみじみと感じます。

都合のいいお願い事

出産の前々日の夜はなぜか急に眠れなくなり、日中に眠くてボーっとしていました。
出産前日に、母も「38週に入っているし、明日はおじさん(私の兄弟)と同じ誕生日だし、そろそろ出て来たらどう?」とお腹に向かって話しかけていました。
私も「夜中に生まれてくると大変だし昼間の出産にしてね。前日の夜はよく眠れて、便も出ている状態で、朝の連続ドラマ小説を見てから、病院に行って、スルっと出てきてね。」なんて都合のいいお願いをお腹に向かってしていました。
逆子になった時も、お腹に向かって話しかけるとちゃんとなおってくれましたが、なんと今回もお願い事を全て聞いてくれました。

陣痛が来る

出産当日の朝4時頃に、軽~い生理痛のようなものを感じて目覚めました。
もしかして、これが噂の陣痛かな?と思って時間を測ってみます。
10分おきに1時間続きました。家族はまだ寝ているのでそーっと起きて、とりあえずパンを焼いて朝ごはんを食べます。
妊娠週数もオッケーですし、陣痛が来ているのでもう安静にしなくてもいいやと思い、とりあえずこれまでお風呂に入っていない状態だったので、病院で先生にクサイと言われないようにシャワーにかかることにしました。
そうするうちに家族が起きてきました。6時ころに病院に電話して、状況を話します。
すると「まだそれほど痛くないですか?声が余裕そうですね。急激に症状が進むことがなければ、今は時間外なので、8時半の予約可能時間まで待って今日の朝一番の妊婦検診を予約してください。」と言われます。
病院に行く気満々でいたので、拍子抜けしましたが、陣痛も痛いというほどではなかったので、とりあえず自宅で待機することに。

自宅でのんびり待機

前にネットで陣痛が来た時は体を起こしていた方が痛みがマシという情報を見ていたので、起きてのんびりとテレビを見ていました。事前にベイビーにお願いしていた朝の連続ドラマもバッチリ見られました。
そして友人から前に頼まれていたお願いを思い出します。
「妊婦さんに陣痛中に赤富士を描いてもらうと子宝に恵まれるらしいから、もし描けそうだったらほしい。」絵心がなくても気持ちがあればいいか、と思いながら描いていると、母がきて「私も描いてほしい。」と言います。
母は還暦を迎えています。ちなみに友人は独身です。
子宝に恵まれたら困るのでは?と思いながらも何か縁起のいいことが起こるように祈りながら描きました。
それから母は今日のおやつにわらびもちを作ろうと思っていたけど、食べられなくなりそうだし、と言いながら朝っぱらからわらび餅を作って食べさせてくれました。
母は後日、今生の別れのように思ってしまったけど1週間たったら帰ってくるのにね。と言っていました。
何にせよ、優しさに感謝です。

いざ病院へ

9時からの妊婦検診の予約が取れたので家を出ようとしたら、前日の夜に便がでていたのに、ここにきてまた出ました。
これもお腹に向かってベイビーにお願いしていたことでした。
しかし、お腹の痛みも生理痛か便秘の痛み程度の軽いものだったので、もしかして陣痛でなくてただただ便秘の痛みだっただけかな?と思い始めました。
予約を取ってしまったので取り敢えず病院へ行くことに。母に車で病院へ送ってもらいながら、「陣痛じゃなくて便秘なだけだったら帰らされると思うからまた迎えに来てね。」とのんきな会話をしています。
ドラマで見ていたような、妊婦さんが外で歩いてて急に激痛が走って「うっ、生まれる~!」って言うのとは全然違いますね。
診察を受けると、便秘ではなくて無事に陣痛でした。
「後位破水しています。子宮口も7センチあいていますので、このまま入院になります。」とのこと。
事前にネットで見ていた情報では、陣痛がまだあまり来ていない状態だと何度も病院と自宅を往復することもあるとありましたので、一発で入院できて良かったです。
LDRという陣痛を耐えてそのまま出産をする部屋があります。私の出産する病院では4部屋ありましたが、その日は出産が立て込んでいたようで、私が入院決定した時点では4つとも全部いっぱいとのこと。
ディルームという、お見舞いに来た人が談話する部屋で15分ほどボーっと待ちます。
朝に電話で自宅で待つように言われたのも入る部屋がなかったからかもしれませんが、おかげで朝ドラが見られました。

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