つれづれ育児日記

初めての家事・育児に奮闘する日々を綴っていきます。自分自身の経験から、簡単な離乳食の作り方・悩んだこと・便利だった育児用品などこれから妊娠・出産を迎える方の役にたてるような情報も発信していきたいです。

切迫早産 入院3日目 33週5日目 ウテメリン点滴の地獄を知る

2016/08/12

入院2日目に入ってから、なんか違和感があるなと思っていた点滴の針の部分。入院2日目の夜になってどんどん痛くなってきました。でも看護婦さんをわざわざ呼ぶのは気が引けてしまって、とりあえず明日の朝になっても痛かったら、朝来てくれた人に言おうと思い、我慢して寝ることにしました。ナースコールって押すのがかなりためらわれます。助産師さんも忙しそうだし。

朝起きてみると、やっぱりもっと痛くなっている!こわごわ見てみてると点滴の針の周辺がちょっと膨れて赤くなっていて、痛い!!

ドキドキしながら朝一番に顔を合わせた助産師さんに「ちょっと痛いんですが・・・」と訴えてみました。

点滴の針の部分を見て助産師さんが一言「あ~。もれちゃって痛いね。」漏れるというのは、点滴の液体が血管にうまく流れなくなり、皮膚に漏れて腫れてしまうことだそうです。

それくら我慢しなさいとか怒られるかも、とドキドキしていましたが、とりあえず痛みを認めてもらえて一安心。

と思いきや、「針を差し替えしますね。」とのこと。

げっ!また針を刺すのか~。注射嫌いの私にとって針を刺すのは本当に嫌でした。こんなことなら、もうちょっと我慢しとけばよかったかも、なんて思いつつ反対の腕に針を刺されることに。針を抜くときも、注射嫌いの私にとってはいや~な感じがします。

針を抜いた跡は、パンパンに皮膚が膨れて腫れていました。保冷材を貸していただき、これで冷やしておいてください。とのこと。数日で、漏れた点滴は吸収されて腫れも引くそうです。

後で知りましたが、この点滴の針は衛生上1週間で差し替えをして新しい針にしないといけないそうです。そして、ウテメリン点滴は長く刺していると、体が「異物が入ってきている」と反応し、血管に流れないように拒絶反応を示すようになるそうです。点滴の針は何度も差し替えをするうちに、持つ日数がだんだんと短くなり、ひどいと1日に2回差し替えをしたりという悲しいことになるそう。

しかも、一度使用した血管は回復するまで同じ箇所からは刺すことができません。私は腕の肘の裏側に針を刺していたのですが、だんだん刺すところがなくなると、手の甲や足に刺したりすることもあるらしいです。聞いているだけで恐ろしい。

それを知ってからは、少し腫れてきても、ちょっとは我慢するべきか悩みました。でも腫れがひどくなる前に差し替えした方が、回復してくるのかも??葛藤が続きます。

そうこうしているうちに、休日だったので、旦那さんと旦那さんのお父さんお母さんがお見舞いに来てくれました。私が行けないので、ベビー用品を買いに行ってくれることになりましたが、楽しみにしていただけに行けなくなりなんとも悲しい。私が参加を超楽しみにしていた、初産の妊婦さんを対象にしたベビー用品のサンプルが大量にもらえるというイベントも旦那さんが「行けないよな」と私にトドメを刺してきます。旦那さんのお母さんが、「私も上の子の時に流産しかけて、下の子の時に切迫早産で自宅安静にしていたのよ。」と励ましてくれました。やはり妊婦の相手をしてもらうのは女性に限ります。

私は入院期間3週間でしたが、その間に初日を含めて5回差し替えしています。入院期間も短かったし、差し替え回数も少ない方かとは思いますが、毎日おびえながら、暇つぶしして生活するのはなかなかしんどいものでした。ベイビーのためならば!と奮起できる日もあれば、せっかく楽しみにしていた産休なのに、としょぼくれる日もあり。

でも、一生入院しているなんてことはまずありません!少なくとも妊娠36週では点滴を外して退院することになります。ゴールが見えていてこんなにつらいのに、他の病気でいつ退院できるか先の見えないなか入院されている人は本当につらいだろうなと思います。

点滴を抜いた跡はアザになります。母親として頑張った勲章です。(これも産後しばらくしたら消えてしましますので安心してください。)そして、赤ちゃんを産んだら数か月まともに眠ることができません。赤ちゃんはいっぱい寝ているイメージだったので、出産したら暇になるものとばかり思っていたのですが、正直うちのベイビーは全く寝てくれず、泣き止まないベイビーの隣で泣いていました。自分の時間もしばらくは持てません。最後のゆっくりできる時間を、産後に、あ~入院中はいっぱい寝られたな・・・なんて真夜中に泣く赤子を抱きながらうつろな目で考える日が来ると思います。ゴールのある戦いです!くじけそうになっても、泣きそうになっても、だれもがゴールできるのです。今この同じ時間に同じ戦いをしている人は日本中にたくさんいらっしゃいます。一人じゃないんですよ!

 

-妊娠中・切迫早産