乳アレルギー 超熟シリーズの乳成分量を確認しました
2019/09/09
乳製品のアレルギーの我が子ですが、病院ではバターが一番乳タンパクの量が少ないのでバターから負荷をかけていくように指導されました。
バターを少量ずつ毎日摂取するのってなかなか難しいことと、普通のパンが食べられれば日常生活で便利なのでパンを使って負荷をかけていき、超熟パンであれば１枚食べられるようになりました。
パンと一口に言っても、パンの種類やメーカーによって含まれている乳成分の量は天と地ほどの差があります。実際に私も知らずに、超熟食パンが食べられるのなら、食パンは大丈夫なのだと思って、本仕込みを食べさせてみたところ、蕁麻疹に呼吸困難というアレルギーショックを起こしてしまい、救急車にお世話になってしまいました。
超熟食パンはパンの中でも乳成分の量が少ないパンのようです。
本仕込み（フジパン）の他には、山崎製パンのダブルソフト、こだわりの十二穀ブレッド、国産小麦食パン、新食感宣言なども、超熟食パンと比べると乳タンパクの値が高いようです。
超熟シリーズにはいろいろな種類があるのですが、超熟食パンが食べられるようになっていれば、他のシリーズも安心して食べさせても良いのか気になったため、パスコさんにお電話で確認してみたところ、シリーズがたくさんでていますが、ものによって入っている乳成分や量も全く違うとのこと。
備忘録と同じように悩んでいる方のために、共有したいと思います。
超熟シリーズの乳成分の量
単純にｇあたりで少ないものが安全というわけではありません。詳しくは以下の注意点を確認ください。
【超熟食パン 山形】1斤あたり（1枚ではなく1斤あたりです）2.8ｇ
発酵バター、発酵乳粉末
【超熟食パン 四角】1斤あたり（1枚ではなく1斤あたりです）3.4ｇ
発酵バター、発酵乳粉末
【超熟 サンドイッチ用の薄切りパン】12枚いりのひと箱あたり 1.8ｇ
発酵バター、発酵乳粉末
【超熟 食パン 国産小麦】1斤あたり 17.7ｇ
バター、乳
【超熟ロール プレーン】6個入りの1個あたり 1.3ｇ
乳脂肪、クリーム、脱脂粉乳、濃縮ホエイ、バターオイル、乳タンパク、生クリーム、バター、発酵乳、発酵乳粉末
【超熟ロール レーズン】6個入りの1個当たり 0.7ｇ
乳脂肪、発酵乳、クリーム、脱脂粉乳、濃縮ホエイ、バターオイル、乳タンパク、生クリーム、バター
【超熟フォカッチャ】4個入りのうちの1個当たり 0.1ｇ
発酵乳粉末
【超熟 イングリッシュマフィン】4個入りのうちの1個あたり 0.1ｇ
発酵乳粉末、脱脂粉乳、ホエイパウダー
【マフィン 麦のめぐみ 全粒粉】4個入りのうちの1個あたり 0.1ｇ
発酵乳粉末、カゼイン加水分解物、脱脂粉乳、乳等を主要原料とする食品、ホエイパウダー
【マフィン ライ麦】4個入りのうちの1個あたり 0.1ｇ
発酵乳粉末、カゼイン加水分解物、脱脂粉乳、乳等を主要原料とする食品、ホエイパウダー
【マフィン くるみレーズン】1個あたり0.1ｇ
発酵乳粉末、ホエイパウダー、脱脂粉乳
注意点
パスコさんから上記の内容とともに教えていただいたことなど、気を付ける点があります。
・上記の分量は牛乳の乳成分に換算することができません。
・商品により多少のバラツキがあります。
・配合の変更もあります。（上記の内容を確認したのは2019年8月です。）
含まれている材料によってアレルギーを起こしやすいものと起こしにくいものとがあるので、単純に含まれているｇが少ないからと言って、食べられるという判断ができません。以下の乳製品のタンパク含有量を見ていただくとわかるのですが、バターや乳脂肪はタンパク量が少ないのですが、同じ量を食べても脱脂粉乳やチーズはとてもアレルギーを起こしやすいものになります。
我が子が超熟では大丈夫だったのに本仕込みでアレルギーを起こしたのは、本仕込みに脱脂粉乳が含まれているからではないかと思います。
ということを踏まえて、考えると上記の超熟シリーズでは、超熟食パンが食べられていれば、成分や量から判断して、サンドイッチパンや、フォカッチャは少しずつ様子を見て食べさせてあげても良いのではないかと考えられます。
脱脂粉乳の含まれている商品については、同じ超熟だからといって同じ分量をいきなり食べさせずに、ほんの少量から試していった方が良いかと思います。
乳製品のタンパク含有量
100ｇあたりのタンパク含有量
牛乳 3.3ｇ
脱脂粉乳 34.0ｇ
全脂無糖ヨーグルト 3.6ｇ
脱脂加糖ヨーグルト 4.3ｇ
ヨーグルトドリンクタイプ 2.9ｇ
乳脂肪 2.0ｇ
アイスクリーム 3.5ｇ
高脂肪アイスクリーム 3.9ｇ
普通脂肪ソフトクリーム 3.8ｇ
プロセスチーズ 22.7ｇ
有塩バター 0.6ｇ
無塩バター 0.5ｇ
あくまでも参考値であり、商品により一律に同じ値ではありませんのでご注意ください。
感想
超熟食パンでも山形と四角のもので乳成分量が違ったり、超熟ロールには脱脂粉乳が含まれていたりと、予想もつかないことがわかりました。
商品の個体によって違いもありますし、一概にすべて上記の情報をもとに食事を進めてはいけないと思いますが、あくまで参考になればと思います。
また、時期によって配合変更などもあるとのことでした。
パスコさんのお客様センターはとても親切丁寧に教えてくださったので、気になる方は遠慮せずにお電話してみることをオススメします。病院に通院中の方は担当の先生によく相談のうえ負荷を進めていってください。
全てのアレルギーのある方が少しずつでも食べられるものが増えていくことを切に願います。
共に頑張りましょう！