つれづれ育児日記

初めての家事・育児に奮闘する日々を綴っていきます。自分自身の経験から、簡単な離乳食の作り方・悩んだこと・便利だった育児用品などこれから妊娠・出産を迎える方の役にたてるような情報も発信していきたいです。

生後5ヶ月 アトピーかと思った顔と体の真っ赤な乳児湿疹が治りました

2018/03/12

私は2人の子供を育てています。上の子はアトピーですが、アトピーと診断される前にまず顔がカサカサ→真っ赤→ひじ、ひざに赤いプツプツ→胴体にも湿疹と進行。病院を十数件転々とするも治らず、夜中は痒くてかきむしり、親子とも寝不足に。朝にはシーツに血がついている毎日。
2人目は大丈夫でありますようにと願うも、同じ時期に同じ経過をたどりました。しかし、2人目は1人目のアトピーケアの経験から治すことができました。
病院へ行っては薬をもらい、塗ったら治るけど、薬をやめたらぶり返し、違う病院へ行っても、とりあえずステロイド薬で症状を抑えることしかできず、こんなに薬を塗っていても大丈夫なのか、どうしたらよいのかわからないと一人目の時につらい思いをしました。
あくまでうちの二人目の場合なので、他のお子さんも同じ方法で治るとは言えませんが、解決への選択肢が全く見つからず困っているママさんに少しでも参考にしていただければと思います。

場所によって原因が違う

1人目の子育て中に私は、湿疹が広がっていくのはアトピーがどんどん進行していっているのだと思っていました。
しかし、うちの子の場合、顔と体で原因が違ったようです。
あくまでうちの2人目の場合ですが、顔はよだれかぶれ、体は母乳が原因でした。
顔は真っ赤っかの皮がむけてボロボロ、リンパ液が出て服はベタベタで夜中の授乳中に顔を触るとベタベタしているしにおいもします。児童館へ行けば他の子に『うわ!オバケ!』と言われる次第。母からは『私が子育てしている時にはこんな風にならなかったから、よだれかぶれではないのではないか。』と言われました。
子供の肌の強さやケアの方法などによっては、よだれ一つでこんなにひどい症状になるのかと思うほどひどかったです。

気付いた経緯

1人目の時にも母乳を疑い、私の食事をアレルギー食材の除去を行いました。旦那さんも同じ食事では物足りないのですが、別々の食事を準備するのは大変です。なので、旦那さんのご飯は普通に用意して、私の分は野菜てんこ盛りの水炊き。食べて減った分はもやしメインで追加。1週間たつと鍋がドロドロになるので、一旦リセットしてまた新しい水炊きを作っていました。同じものを食べ続けるのはものすごい苦痛で痩せました。しかし治らず。
2人目の時にも同じようなことをしました。1人目の時に水炊きに入れていた、豚肉、もやし(大豆アレルギーだと反応がある場合があるそうです)、ぽん酢もやめて、変わりに根菜メインでグリルで蒸し野菜にしました。上の子も一緒に食べられるので良かったのですが、結果は下の子の体の湿疹は真っ赤になり悪化。

本やネットであれこれ調べていて見つけた情報ですが、赤ちゃんの湿疹がカサカサの場合は動物性タンパク質(肉、卵)や甘いものの食べすぎ、ジュクジュクの場合は油(揚げ物、スナック菓子)の食べすぎ、頬の湿疹は乳製品の食べすぎが原因であるとのこと。

上の子は牛乳を加熱せずに飲むと頬がカサカサになります。当たってる!?下の子の湿疹はカサカサ系なので甘いもの…??ジュースやお菓子はやめたけど…?
私は二人目の時に妊娠糖尿病になっていたので、ここでフと気付きました。甘いものでなくても妊娠中に血糖値が上がったのはお米です。
解決の道が見えたように思えてきました!

タンパク質ゼロの野菜とお米ばかりの食事ではお腹が膨れず、足りない分はお米を食べて補っていました。私は妊娠糖尿病から完治していなかったので糖質の多いお米は制限するべきだったのですが湿疹を治すためにやむを得ませんでした。母乳にご飯は良いと言うし湿疹が治るまで、と1人で1日4合食べていました。それでもタンパク質ゼロや油抜きの食事では痩せました。悪化したということはこれが悪いのでは…?しかもなぜかたんぱく質ゼロにしてから、口内炎が大量にできました。調べてみると糖質を摂取すると、糖質を消化する際にビタミンを大量に消費し、ビタミン不足から口内炎ができるとのこと。

今度は糖質制限をはじめてみると、徐々に体の湿疹が改善してきました。
糖質制限とは甘いものだけでなく米や麺類やパンや果物、サツマイモなどを減らします。カレーなども糖質が高いので注意が必要です。私の場合はご飯を減らした程度では効果がなく、血糖値を上げにくい全粒粉のブランパンというのをスーパーで購入しご飯の代わりに食べました。また授乳は食前に行い、食べた後はラジオ体操か散歩に出て運動して血糖値を下げるように気を付けました。
お菓子などをやめるのはツライのですが、2週間だけ!という気持ちで試してみると頑張れます。湿疹が改善しなければ元の生活に戻せばよいと思います。どうしても口寂しい時は、糖質の少ないナッツやチーズを食べたり、甘い甜茶を飲んでごまかしました。

顔は糖質制限や一旦離乳食をやめたりもしましたが治らず。そこで2人目のオムツかぶれ対策にお尻をうちわで乾燥させる方法をとっていたら、オムツかぶれにならなかったのを思い出し、対策するとこちらも徐々に改善しました。

具体的な対策方法

顔と体の湿疹を治すために私がやっていた対策方法です。

顔のよだれかぶれ

ポイントはよだれを顔の皮膚に残さないこと、刺激を与えて悪化させないこと、清潔にすること、保湿です。
湿疹になっているところに食品がつくとアレルギーの原因になるそうなので顔をさわる時は私の手を綺麗に洗って使い捨てのペーパータオルでふいていました。
離乳食の前後と顔を見た時(できるだけたくさんケアできるように30分おきくらいを目安に頑張ってケアしました)はコットンをお湯で濡らしてこちらも押さえるように汚れやよだれを拭き取ります。肌に一番優しいのはガーゼよりもコットンだそうです。ただ、乾いたコットンだと繊維が肌に張り付くのでお湯で湿らせていました。拭いた後は水分が残らないようにドライヤーの弱風で乾燥させて、すぐにワセリンで保湿。
ガーゼやスタイでフキフキすると刺激になるので、ぬぐうときもそっと押さえるように染み込ませます。
本当はこまめに洗うのが一番良いのですが、オムツかぶれのように霧吹きなどをあてるにも目や鼻に入って嫌がりそうなので断念。
スタイはタオル地のものを使用していたら繊維が荒れた肌にくっついて大変なことになったので、綿100%素材の肌着のようなつるんとした肌触りのスタイにかえました。服も寒い時期でしたが暖房を効かせて肌に触れる部分と表地は綿100%のものにしました。どうしても寒い時や外出時は綿の長袖長ズボンのロンパースを着せた上にアクリルのもの、一番上に新生児用の時に使用していたコンビ肌着を着せていました。夜中もスリーパーの上にコンビ肌着。すごく変な格好ですが上の子が綿以外の素材の服だと痒がるので、必要な対策だと判断しました。
あとは触ってスタイが濡れていたら、つけた5分後であろうとこまめに取り替え。
プロペトワセリンをカサカサしているとき、お風呂上がり、離乳食の前後、授乳中(動かなくて塗りやすいから)、とにかく気付いた時に私の手をしっかり洗ってから塗りました。
あと痒いのか顔をよく引っ掻いて傷だらけになっていたので、爪は白い部分が常に見えないようにこまめに爪切り。
眠いと顔をこすりつけるので、私の着るものも綿のものに変え、おんぶでの寝かしつけはやめたり、抱っこで寝かしつけするときも綿毛布で新生児に行う『おひなまき』のように腕をぎゅっと寄せて巻き込み掻き毟れないようにしました。
とにかく綺麗にして乾燥して保湿してを繰り返し、2週間程度でかなり改善が見られました。

体の湿疹

これまでいろいろ試した結果、私の場合は私の食事を変えると子供の肌に影響が出始めるのが5日~1週間程度かかりました。なので、いろいろ試されるときは1日では結果が出ないと思った方が良いと思います。
私の食事を糖質制限しました。お菓子類、フルーツ、米、麺類、芋類、パンは糖質が多いので1食につきご飯150gまで、芋とフルーツは栄養面から一口ずつは良い、と勝手に自己流糖質制限。
あとは保湿面ですが、お風呂は浴室暖房を使用しお湯は38度。浴槽への入浴は30秒まで。
石鹸をベビーソープから固形のベビー石鹸(私はキューピーのベビー石鹸を使用していました。)へ変えて、洗面器のお湯で薄めてから使用。
お風呂あとは即座にプロペト(保湿剤のワセリンの純度の高いもの)で保湿し、チュビファーストという筒状の包帯をまきつけます。
このチュビファーストは上の子のアトピー治療の際に使用していたのですが、薬の効果を高める、薬が服に付くのを防ぐ、かきむしった時に皮膚をガードするという効果がある上に、装着も一瞬でできて楽、洗濯して繰り返し使用できるというメリットがあります。
体に1日中こまめにプロペトをぬるのは服を脱がせる必要があり大変です。プロペトはベタベタしているので、服につくと取れません。この悩みを解決してくれるので少し高いですがとても良かったです。私はアトピー治療をしている病院で処方してもらいましたが、ネットでも購入できます。ちなみにプロペトも病院で処方してもらえますが、ネットや育児用品売り場ではワセリンが売られています。チュビファーストは保険が効きませんでしたがワセリンは保険が効くので病院で処方してもらった方が安く手に入ります。

参考までに口内炎について

糖質の多い食べ物を摂取すると、体内で糖質を分解するために多くのビタミンを消費し、口内炎ができるそうです。
口内炎を治すにはビタミンB群(特にB2とB6)を中心に必要なビタミンをバランスよく取ると良いそう。
B2はうなぎ、レバー、B6はうなぎ、青魚、海藻、マグロ、牛、豚、鶏のレバー、納豆、卵、乳製品、バナナなどに多く含まれています。

-アトピー