つれづれ育児日記

初めての家事・育児に奮闘する日々を綴っていきます。自分自身の経験から、簡単な離乳食の作り方・悩んだこと・便利だった育児用品などこれから妊娠・出産を迎える方の役にたてるような情報も発信していきたいです。

粉瘤(アテローム)手術 体験記 その2

2019/07/08

実際に、粉瘤の手術がどんな風だったのか、痛みはどうだったのか私の場合どうだったのかをお伝えしていきたいと思います。私自身が手術前に怖くて他の方のブログを読ませていただいて参考にしていたので、私の体験もどなたかのお役にたてればと思いますが、あくまでも私の場合なので、みなさんが同じになるわけではありませんし、参考程度としてみていただければと思います。

粉瘤手術当日 手術準備

8時半に病院に来るように言われました。アクセサリーや化粧はしないでくださいとのこと。
総合病院なので受付を済ませるのに、20分は待ちました。
人生初の手術なので緊張して何度もトイレへ通っていました。9時過ぎに呼ばれて、手術室へ看護婦さんが案内してくれます。とても優しい看護婦さんで少し緊張がほぐれました。看護婦さんんは『男性の方が怖がってこられる方が多いですよ。』と励ましてくれました。
手術室の手前の更衣室で、手術着に着替えるように指示されました。
粉瘤のある箇所が太ももの裏側なのですが、汚れるといけないのでキャミソールと下着の上から手術着を着てくださいとのことでした。髪をまとめてシャワーキャップみたいなものを被ります。手術するのは足でも、髪の毛もちゃんとまとめないといけないみたいです。
パイナップルやキウイなどのアレルギーがある場合は、このシャワーキャップのゴムの部分でかぶれることがあるので、大丈夫かと聞かれました。大丈夫ですが、そんな話をしているだけでも少し気が紛れます。優しい看護婦さんに感謝。
アレルギーがある場合は、アレルギーのある人が使えるものに変更してもらえるようでした。
歩いて、手術室へ向かいます。
手術着などが本格的だったので、てっきり台車みたいなベッドで運ばれるものかと思いましたが、普通に歩いていきました。
手術室に入ると、少しでも寝返りすると転げそうな細いベッドがおかれています。
うつ伏せで寝転びます。柔らかい枕と、胸のところにバスタオルが置かれていました。昨日、緊張してあまり眠れていなかったので眠くて、ちょっと気持ち良かったです。他の方のブログでは顔のところに穴が開いていて真下を向いて寝転べるベッドだった方もいるようでした。
前回の受診時から手術日までの間に、足にもうひとつ粉瘤みたいなものができたので、一緒に処置してもらおうと思って聞いてみましたが、即座に「ついでにはできませんよ!」と怒られてしまいました。
見てもらったけど小さすぎて粉瘤かどうかもわからないとのこと。

いざ手術

腕に血圧計と、反対の指に酸素の量?をはかるクリップみたいなのを取り付けました。クリップみたいなのをつけると、ドラマでみたことがあるピッピッピッピッと音が出ます。
ちょっと緊張しているので、お産の時に学んだ陣痛の時にするように深呼吸してみました。
息を大きく吸うとピッピッの音が早くなります。大きく吐き出すと音がゆっくりになります。
どうでも良いことですが、息を止めても音の早さは変わらなかったのが不思議でした。手術中できるだけ気を紛らわせたかったので、ずっと深呼吸したり、呼吸の速度を変えたりして、研究していました。
そんな余裕があったので思ったほどは緊張してなかったんでしょうかね。

手術箇所に布を被せて、マーカーをして、アルコール消毒。横にいる看護婦さんが全部何をしているのか説明してくれるので安心でした。
痛いらしいと聞いて怖がっていた麻酔の注射の時になると、先生が「痛いですよ。」とハッキリ言いました。
採血の注射でも「ちょっとチクっとします」と言われるのに、ハッキリ「痛いです。」と言われたからには覚悟を決めました。
が、思いのほか痛くありませんでした。
後で聞くと麻酔の針は採血のものに比べてとても細い針を使うそうです。
筋肉注射なので、インフルエンザの注射のように痛いらしいと調べていたのですが、そもそもインフルエンザの注射をしたことがないので、想像できません。
私の場合、針が刺さった時も大した痛みもなく、麻酔を入れている時も少しひんやりした感覚で一瞬痛いかも?と思った程度でした。他の方の体験記では痛いと書いている人が多かったので、注射する場所によって違うのかもしれませんね。妊娠中に妊娠糖尿病になった時にインスリン注射をしましたが、看護婦さんが脂肪が多いところの方が痛みが少ないと言っておられたので、私の筋肉のないプニプニ足に救われたのかもしれません。
少ししてから、麻酔が効いているか確認されましたが、何をされているのか全然感じません。
第一関門の麻酔が痛いかもという恐怖を乗り越えたのに、ここに来て、「途中で麻酔が切れたらどうしよう!」といらないことを考えてしまいます。必死で違うことを考えます。
そういえば帝王切開した友達が手術中に流す音楽をリクエストできたと言っていたので、私はDA PUMPさんの『U.S.A.』にしようと勝手に考えていたけれど聞いてもらえませんでした。どうでもいい話ですが、上の子を出産した時は陣痛中に旦那さんのスマホでゴールデンボンバーさんの「女々しくて」さんを流していました。
本当にどうでも良い話ばかりですが、手術と言えば先生が「メス!」「汗!」とか言うイメージがあるのですが、看護婦さんの友人が「汗!」はないからと言っていたけれど、「メス!」はあるのかなとか、そんなどうでもよいことをいろいろ考えているうちに、「はじめます。」と言われ、めちゃめちゃ怖かったんですが、まーったく何をされているのかわからずでした。
他の方の粉瘤体験ブログや帝王切開した友達の話では傷口を焼くらしいと聞いていましたが、私の場合は小さいからなかったのか、どうでもいいことばかり考えて気づかなかったのか、それっぽいのはわかりませんでした。そのあと、何となく縫っているのではないかと言う雰囲気。出産時の会陰切開を縫われた時の方が痛くて縫われてる感じがしましたが、今回はあまりわからず。
私は雑巾も縫えないほど不器用なので、私が縫ったら大変なことになるな~とか、海外ドラマで組織に追われて怪我して自分で縫っているヒロインみたいなことはできないな~とか、またまたどうでもいいことばかりを考えつつ、痛くないけど早く終わってほしい気持ちを紛らわせていました。
最終的にほぼ、何しているのかわからず痛みもなくでした。
手術が終わり見ますか?と言われたのでお願いすると大豆くらいの大きさの白いカタマリを見せてもらいました。メスで切ると中から白いものがでてきました。あ~これクサイやつだと思いましたが口にするのは控えました。
傷口は1センチもないくらいなので、翌日の傷口を見せる受診も予約していたけれど来なくてもいいですよとのこと。
結構長かったように感じましたが、あとで看護婦さんが手術自体は5分もかからなかったし、待ってる時間の方が長かったですねと言っておられました。手術着に着替えて手術して、また私服に着替えて30分だったので、本当にあっという間立ったんだと思います。
自転車には3日くらいはのらないことと、あまり長距離歩かないようにとのこと。当日はシャワー不可ですが、翌日からシャワー可能とのことでした。
傷口には化膿しないように薬をぬってガーゼを貼ってくれていました。

手術後

お薬は、傷口が化膿しないようにする飲み薬「セフカペンピボキシル塩酸塩」という薬と、傷口にぬる抗生物質の塗り薬「ゲンタマイシン」と、痛み止めの「ロキソニン」をもらいました。
痛み止めは麻酔が切れてきたら飲もうかなと思っていましたが、結局大したことがなかったので飲まずでした。手術後は痛くて歩けなかったらと思って予定も入れないようにしていましたが、普通に動けました。ただ、私の場合は傷口も小さかったのですが、大きい方は出血の心配などもあるのでできるだけ安静にした方が良いのだと思います。
シャワー入らないようにと言われましたが、子供たちをお風呂に入れる時にうっかり濡らしてしまい、やむなくガーゼを張り替えました。
本当は当日はシャワーなし、翌日からガーゼをはがして優しく洗い、塗り薬をつけて絆創膏を貼るはずでした。
手術翌日の受診は傷が小さかったのでなくなりました。手術から1週間後に抜糸に受診しました。抜糸はハサミみたいなので糸をチョンチョンと切っている様子で、話している間にあっという間に終了。痛みもありませんでした。
手術から3か月~6ヶ月程度傷跡が開かないように、テープで寄せて固定するようにとの指示でした。ただ、手術から1週間の間絆創膏を貼っていたところがかぶれて真っ赤になっていたので、かぶれてしまったらやめても良いとのことでした。

費用はどのくらい?

あくまでも私の場合なので、参考程度に見てもらえたらと思います。
初診時は3010円、手術当日は4310円とお薬代が590円、抜糸が220円、テーピングが345円でした。
病院によっては紹介状がない場合は5000円ほど追加でかかることもあるかと思います。あと、手術翌日に傷口を見せに行っていたらその分も追加でかかったと思います。
ちなみに私の加入している医療保険からは25000円でました。

術後の痛みは?

手術直後は麻酔が効いていて全く痛みませんでした。痛いなと思い始めたのがその8時間後くらいでした。麻酔がそんなに長く効いていたとも思えないのですが、手術後に子供と一緒に粘土遊びに夢中になっていて粘土が終わった時からちょっと痛いかもと思い始めました。なので、夢中になっていたら気づかない程度ということです。
当日の痛みをわかりやすく言うと、手を紙で深く切った時や、出産時の会陰切開した後のような痛みで、何もしていなくてもズキンズキンと痛みます。傷口が小さいから痛みもあまりないのかと思いますが、鎮痛剤を飲むほどではありませんでした。
翌日は少しマシになり、正座したりして傷口が当たると少し痛いレベル、その翌日にはほとんどわからないくらいになりました。
会陰切開した時も、一晩寝たら痛みがかなり引いたので同じような感じなのだと思います。
ちなみに縫ったのは3針でした。
抜糸も痛くなかったし、術後に絆創膏にかぶれたのが一番大変だったくらいでした。
炎症を起こしてからだと炎症の痛みもあるし、粉瘤が大きくなっていれば傷口も大きくなるので、気になる場合は早めに受診した方が良いと思います!

-ただただ育児日記