つれづれ育児日記

初めての家事・育児に奮闘する日々を綴っていきます。自分自身の経験から、簡単な離乳食の作り方・悩んだこと・便利だった育児用品などこれから妊娠・出産を迎える方の役にたてるような情報も発信していきたいです。

粉瘤(アテローム)手術 体験記 その1

2019/06/28

先日、粉瘤の手術をしてスッキリしてきましたが、人生初の手術にドキドキで他の方の体験ブログをいろいろ参考にさせていただいたので、自身の体験も誰かの参考になればと思い、綴っておきたいと思います。
ただし、あくまでも私の場合の体験談ですので、みなさんが同じになるということではありません。参考程度に読んでいただければ幸いです。

粉瘤発見

物心ついたころから私の太ももの後ろには小さいおできのようなものができていました。
ニキビより少し大きめで、触っても痛みはありません。自分で見るにも鏡がないと見えにくい場所だったこともあり、そういうものもあるのかな~とそのまま放置していました。ある日、子供に『なんか黒い物が足にくっついてる。』と言われて鏡で確認。
おできの真ん中に黒い毛糸のようなものがくっついていて、ひっぱっても取れません。軽く爪で押し出すと、中からおへそのゴマのような臭いのする白いものが出てきて、まさにニキビをつぶしたような感覚でした。つぶすと炎症を起こす可能性があるらしいので、まだつぶしていない方はつぶさないまま受診された方が良いと思います。
調べてみると、皮膚の下に袋ができて中に垢などがたまる両性の腫瘍だそうです。真ん中が酸化して黒くなるのが特徴とのことでした。
治療法は手術で袋を取り除くことになるそうで、炎症を起こさなければ放置するという手もあるそうですが、小さいうちに取り除いた方が袋がすぽんと抜きやすく、炎症を起こしてからだと痛みも出るし手術もしづらくなったりするようでした。
後で知りましたが、私の親戚も粉瘤ができて炎症を起こして、近所の病院で膿を絞り出してもらったそうです。麻酔なしで切開の上、絞り出されてとても痛かったとのこと。ちびまる子ちゃんの作者さんも同じ経験をされているようですね。絞り出した場合は、袋が残るので再発する可能性があるようです。

何科を受診する?

粉瘤を見つけた時にまず迷ったのがどこの病院を受診したらいいのか?ということでした。
答えは『形成外科』です。調べていた時に出てきたのは、美容皮膚科というのもあるそうです。あと、私が受診した病院で教えてもらったのが、皮膚科の場合でもそこの病院の先生が手術をされている場合は、できることもあるようです。
ちなみに無知なので全然知りませんでしたが、同じような名前でも『整形外科』というのは骨を治療するところだそうで、粉瘤の受診には向きません。
手術を考えている場合は、受診前に電話で手術できるか確認した方が間違いなさそうですね。
とっても珍しい病気にかかったものだと思っていましたが、病院1回目の受診で、見た瞬間に先生に『粉瘤です。』と言われ、医療保険のコールセンターの方にも名前だけで簡単に通じたので、よくあるものなのかもしれません。
ちなみに、体のどの部位にもできることがあるそうです。一度袋ごと取ってしまうと、同じ場所での再発の可能性は少ないみたいです。何らかの形で傷ができたところが、粉瘤になってしまうこともあるようです。

保険はおりる?

ガッカリされそうですが、答えは『入っている保険によります。』
この手術は健康保険の対象の手術となるそうです。
私は、医療保険を2つ加入しており、健康保険の対象ならどちらからもおりるものだと思っていたのですが、1つは保険がおりることになりましたが、もう一つのかなり前に加入した保険からは、保険対象外の手術ですとのこと。
私の加入していた2つ目の保険が、『対象の手術の場合に保険が支払われる』という内容だったようで、その対象になるのが『筋腱靭帯の処置を伴う手術』に該当するものとのことで、今回の場合はでないとのことでした。電話で簡単に確認ができるので、加入している保険会社に確認するのが間違いないと思います。

診察について

あくまでも私の場合ですが、炎症を起こしていない粉瘤で近隣の総合病院を受診しました。
1度目の受診が診察と感染症確認のための血液検査と手術日の予約、2度目の受診が手術日、翌日に3度目の受診し傷口の確認(後述しますがここで問題なければシャワー許可がもらえます。)、手術から1週間~10日後に4度目の受診をし、抜糸しました。
合計4日間通院したことになります。
他の方のブログでは1回目の受診当日に手術したという方もいらっしゃいました。

手術を受ける前の注意事項

こちらもあくまで私の場合なので参考程度に読んでいただければと思います。
診察の際に、教えてもらったことを箇条書きですが記載しておきます。
手術名は『皮膚・皮下腫瘍切除術』でした。
手術は1時間以内には終わると思います。
入院なしの日帰り手術になります。
局所麻酔を粉瘤の周囲に打ち、麻酔が効いてから手術を行います。親知らずを抜いたことがあれば、それと同じようなものだそうです。
針自体は細いのですが、麻酔を入れる時がインフルエンザの予防接種のように痛みがあるそうです。(私は予防接種を受けたことがなくてピンときませんでしたが、麻酔をするので手術自体は痛みがありません。)
手術日当日に朝食などは抜く必要はありません。
顔色などを見るので化粧は落としてきてください。指輪などのアクセサリーもはずしてきてください。
コンタクトレンズや眼鏡も手術時にははずしてください。(ケース持参する必要がありました。)
普段着のままではなく、手術着に着替えます。
麻酔を打つので帰りは車、バイク、自転車などは避けてください。
手術当日の入浴は不可です。
手術後は激しい運動や重い荷物を持つことはできるだけ避けてください。
(私の場合は、)皮膚を切り取り袋を取り除くことになるので、傷跡が残ります。
抜糸後は(状況によるが)テープによる保護を3か月程度行うことがあります。

治療しないことによる不利益と他の治療法

先生の説明をそのまま載せます。
『腫瘍は次第に大きくなり、将来的に手術する際には傷も大きくなります。小さい病変ではレーザーで焼きとる方法もありますが、大きい病変では傷が引き攣れることがあります。』とのこと。
このままおいておいても大丈夫なこともあるが、炎症を起こすかもしれないと思って過ごすよりスッキリしておきたいなら、取った方が良いですよとのことでした。
子どももいて、いつでも手術に行けるということもなかったのと、子供が発見してくれたのも何かの縁かと思い、注射だけでも苦手で超がつくほどの痛がりの私ですが、手術を決断しました。

-ただただ育児日記