ベビーサインはいつから?どのくらいで覚える?言葉の発達は遅れる?
2017/01/31
まだお話のできない赤ちゃんが、仕草で気持ちや要求を表現してくれる『ベビーサイン』と言うものがあります。
教えると、赤ちゃんが今何をしたいのかわかるようになって、とても育児が楽で楽しいものになるのですが、話さなくても意思表示ができるという便利なものを覚えると、言葉の発達が遅れるということが噂されていたりして気になりますよね。
私の体験や、ママ友の体験をもとに実際に教えてみてどうなったかをお伝えしていきたいと思います。
ベビーサインとの出会い
私が『ベビーサイン』というものを知ったのは、児童館でたまたま出会ったママさんから教えてもらったのがきっかけでした。
ママさんが病気で耳が聞こえにくいことから子供に教えたそうですが、沢山のサインを覚えてくれて、まだ言葉の発達が未完成の時代に気持ちがママに伝わらなくて癇癪を起したりすることがなかったから良いよ。と勧めてもらいました。
興味を持った私は、帰宅後すぐに調べてみると、育児イベントなどで無料で教えてもらえるものがあったり、有料で習いにいくものもあるようでした。無料のものはなかなかタイミングが合わず、ネットで調べてみるとサインの例が出てきたので、独学で教えてみることにしました。
ベビーサインとはママと赤ちゃんの間で意思疎通ができればよいので、「このサインを使わないといけない。」というものではありません。ママが考えたサインを使っても良いので独学でも可能ですが、教えるのは意外に根気が必要なので習いに通った方がお友達などと一緒に頑張れてよいかもしれません。
ベビーサインはいつから教える?
ベビーサインは生まれてすぐから始めても良いそうですが、赤ちゃんが自分の意思で体を動かしたり、視覚や聴覚がしっかりしてからの方が覚えてくれるまでの期間が短くなるようです。お座りが上手になってからの方が教えやすいということもあり、一般的には6~7か月頃に始めると良いとのこと。
サインの中には、食事と絡むものも多いので、離乳食開始して慣れてきたころから始めると良いかもしれませんね。
どのくらいで覚える?
私がベビーサインを知ったのは少し遅かったので、スタートしたのは生後9ヶ月の頃でした。
最初に教えるものとして勧められているのは、「おっぱい(ミルク)、おむつ、抱っこ、おいしい、もっと、ねんね、おしまい、オムツ、痛い」などがあります。私が教えた内容は、おっぱい、もっと、おいしい、お茶、マンマ、抱っこです。
本気で頑張って教えていたわけでなく、気が向いた時にやるという程度でしたのでなかなか覚えてくれませんでした。
1カ月半ほど経過した時点で、ベビーサインを見せると嬉しそうに寄ってくるようになったり、「もっと」のポーズを私がやるとマネをするようになりましたが、自分の意思を表示している風ではまだありませんでした。
2カ月経過(生後11ヶ月)したところで、ご飯を食べている時にもっと欲しい時に「もっと」のポーズをしてくれるようになりました。
それと同時に、教えていないのですが、食べたいものを手全体で指して教えてくれることも出てきました。まだ指差しは指が1本立てられずでした。1歳2か月で児童館へ行って、遊びたいオモチャがあると指をさしてもっとのベビーサインをしてくれるようにもなりました。
ママ友のところも2人聞きましたが、2,3か月で覚えたとのことです。
ただ、2カ月間はとても長くて、最初の頃の反応がない時などは続けるのがかなり根気が必要でした。
言葉との関係は?
生後11ヶ月で私が発した言葉を一部マネするようになり、1歳ではっきりとマンマというようになりました。
ベビーサインが出始めた時期にも何となくマンマンマンマンと言っているような?という感じはありました。
少しだけ早くベビーサインの方が出始めて、後からハッキリ言葉を話すようになった感じです。
ただ、ベビーサインは私の根気が足りなかったので、「もっと」以外は覚えてもらえずでした。
おっぱいはベビーサインが出始めたころには日中あげなくなっていたのでやる時がなく、マンマは先に言葉が出ました。お茶は今でもこちらから勧めないとなかなか欲しがらないので、出る幕がなく・・・という諸事情もありましたが。
2人のママ友のうち一人は、有料の教室に通って60個ほどサインしてくれるようになったそうですが、言葉の発達はかなり早くとてもよくお話ししていましたし、もう一人の子供さんやベイビーの場合も言葉が遅いと感じることはありませんでした。
言葉がしっかり出るに従って、サインは自然としなくなりました。
教えて良かったか?
私の場合は、「もっと」のサインしかしてもらえずで、もっと早くからたくさん頑張って教えておけば良かったと思いました。
言葉もサインもなくても子供の様子を見ていれば、ある程度考えていることはわかることも多いと思いますが、ハッキリと見える形で自分の意思を伝えようとしてくれるのはとても嬉しいものでした。
食事の時に「もっと」を教えていましたが、食事時以外でももっと遊びたい、これをやりたいという時にもサインしてくれました。親ばかですが、必死にサインしている姿はとても可愛らしくて、いつも笑っていたことを思い出します。
言葉の遅れを心配される方もいるかと思いますが、サインを教える際に言葉も同時に使うことを忘れなければ、それほど心配することもないように感じました。
アメリカではベビーサインを教えることで、言葉に関する能力がよく発達した、知能が高くなるなどの研究もあるそうです。
何よりも、サインを教えようとすると、子供と目を合わせてしっかりと向き合う時間が増えます。
ついつい、家事や用事優先してしまいがちな私にとっては、ベイビーとコミュニケーションをとる時間が増えました。
サインを教えなければ無言で過ごしていただろう時間が、サインと同時に言葉を伝える時間に変わったと思います。
余談
旦那さんがお父さんという言葉を教えようとしていました。ある日、旦那さんが私に「ベイビーに”お父さん”と言うと、手を口に持って行ってくれる。まだ話せないよって言ってるんだ!」と言って喜んでいましたが、私が教えているお茶のサインと同じだったので、「お茶のベビーサインと間違えているのかも?」と伝えると、旦那さんはショックを受けてその日から「パパ」と教えるようになりました。
また、旦那さんとの会話で「もっと動くようになるね。」と話していると、フト見るとベイビーが横で「もっと」のベビーサインをしていたことがありました。