つれづれ育児日記

初めての家事・育児に奮闘する日々を綴っていきます。自分自身の経験から、簡単な離乳食の作り方・悩んだこと・便利だった育児用品などこれから妊娠・出産を迎える方の役にたてるような情報も発信していきたいです。

育休から復帰せず退職 失業手当は育児休業給付金をもらっていても貰える?

2017/11/13

育休中に育児休業給付金をもらって、復職せずに退職した場合に失業手当は貰えるのかということですが、結論を先に述べると貰える人もいます。順番に見ていきましょう。

失業保険の受給要件

失業保険の受給要件は2つあります。

雇用保険の加入期間

まず一つ目は、『仕事を退職した日の前の2年間に11日以上勤務した月が12ケ月必要。』です。育休などで30日以上勤務していない日がある場合は、その期間を含めて最大4年間の間に12カ月必要となります。
育児休業給付金を受給できる要件と同じです。子供が一人しかいなくて、育児休業給付金をもらっていた人なら該当すると考えられますね。子供が2人以上で育休を取得していた場合は計算が必要になります。

失業の状態にあること

二つ目の要件は『失業の状態にあること。』です。具体的には、働く意思があり、いつでも就職できる能力(健康状態や環境)があり、仕事を探しているが今は仕事が見つかっていない人ということです。
例えば、以下の状態に該当する場合は要件に当てはまらず受給できません。
・病気やケガで就職先が見つかってもすぐに就職できない。
・妊娠・出産・育児などによりすぐには就職できない。
・親族の看護などですぐに就職できない。

該当しない場合は貰えない?

上記の要件に該当すれば、失業手当は貰えることになります。
育休取ったものの子供が可愛くて仕事に復帰できません!病気になったので復帰できません!親の介護が必要になったので復帰できません!という場合は、該当しないからもらえないのか?というと、この場合も将来就職できるようになった時に貰えるように受給期間を延長しておくことができる場合もあります。上記のような理由で30日以上働くことができなくなった日の翌日以降にハローワークへ手続きしに行くと、3年間を受給期間に加えることができます。つまり受給期間を退職の日から最大で4年間(当初の受給期間1年間+延長した3年間)まで延長できることになります。その4年間の間に、上記理由が解消され就職できる状態になった段階で再度申請することにより、受給手続きをとることができます。

失業手当はいくら貰える?

失業手当の金額は退職の直前の6ヶ月に貰っていた賃金の合計÷180日×80%~45%と定められています。育休から復職していない場合は、失業手当の計算基準は育休を取得する前の6ヶ月間の給料を元に計算します。ボーナスは含まれませんが、残業代は含まれます。

ちなみに、私の場合ですが、保育園の空きがなく待機児童となり、育休が終了したことにより退職しました。短時間なら預かってもらえる場所があり、前の勤務先の勤務体系では激務のため勤務時間が長く働けませんでしたが、パートであれば働くことができます。ということで、退職後ハローワークへ手続きしに行くことで、7日間の待期期間と3か月の給付制限ののち失業手当を受給することができました。失業手当も育児休業給付金と同じくらい支給されました。

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